作家との遭遇
- 2019/10/21 21:05
- カテゴリー:読み物
可能なかぎり大きく網を広げ、それを打ち、力いっぱい引き絞り、できるだけ大きな獲物を引き上げようともがいていた日々。そうしなければ、引き上げられない獲物もなくはなかったのだ。
沢木耕太郎著「作家との遭遇-全作家論」(新潮社、18年)のあとがきから(p437)。いくつかは以前に読んだような気がする。既刊の「路上の視野」や「象が空に」に収載されていたものが何編か含まれているのだとか、なるほど。この本も、図書館の新着棚にあった。
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2019年10月21日の記事は以下のとおりです。
可能なかぎり大きく網を広げ、それを打ち、力いっぱい引き絞り、できるだけ大きな獲物を引き上げようともがいていた日々。そうしなければ、引き上げられない獲物もなくはなかったのだ。
沢木耕太郎著「作家との遭遇-全作家論」(新潮社、18年)のあとがきから(p437)。いくつかは以前に読んだような気がする。既刊の「路上の視野」や「象が空に」に収載されていたものが何編か含まれているのだとか、なるほど。この本も、図書館の新着棚にあった。
会社にとって必要な人間なんかいません。辞めれば、代わりに務める誰かが出てくる。組織ってそういうもんじゃないですか
池井戸潤著「七つの会議」(集英社文庫、16年)から(p40)。最寄り図書館の新着本コーナーにあるのが目に留まったので借りて来た。著者は、半沢直樹シリーズを書いた作家との認識はあったが、作品を読むのはこの「七つの会議」が初めて。なかなか面白い。他にも何か読んでみようと思う。
# 二時間ほどの会議だったが、肝心なことは五分で決まる(p255)
ささやかなる楽しみは剥奪される。土曜日、昼飯のあと少し昼寝をしようと横になったら電話が鳴った。あるプロジェクトの中心人物が辞めることになった、後任を急いで探すということだった。驚きの報告に眠気は吹っ飛び、昼寝どころではなくなってしまった。日曜日、ゆいレールはお客様感謝デーと銘打って乗車料金タダ。この10月に延伸された区間から程近い浦添グスクあたりへ出かけようと目論んだけれど大雨の予報が出たので断念。実際に、日中 50mm ほど降った。
PCでエアチェック(死語か)しておいたクラシック音楽番組を聴いた。二晩続けてチャイコフスキーの交響曲第4番が入っていた。いずれもN響定期公演。18日、第1922回定期の生中継(NHK ホール)、指揮トゥガン・ソヒエフ。翌日、第1787回の録音(14/9/10、サントリーホール)、指揮ヘルベルト・ブロムシュテット。神経衰弱で二枚のカードを引き当てたようで、ちょっとうれしかった。ラグビー日本代表にとって南アの壁は厚かった。彼らの奮闘ぶりを見るにつけ、もしかすると、ホスト国として決勝戦でオールプラックスと闘うことになるかも、と淡い期待も抱いた。一か月いい夢を見させてもらった。
ささやかな楽しみ、マイナス2、プラス2、差し引き0、そんな週末だった。