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キーワード「雇用」の検索結果は以下のとおりです。

経済デカップリング

一週間ほど前に、トランプ米大統領が、米中経済の「デカップリング」について改めて言及したという記事を見た。米国が、中国との取引きをやめたとしても、失うものはない、という趣旨。国際貿易が盛んなこの現代においてそんなことあり得るのだろうか。「比較優位」という概念もある。

この記事が目に留まったのは、かつて慣れ親しんだデカップリングという表現が使われていたからだ。これが経済の方面で特別な意味を示すことを寡聞にして知らなかった。トランプさんが、NMRの話をしたのだろうか、と訝しく思いながら内容を読んだのだった。

米、中国から雇用取り戻す 経済デカップリング=トランプ大統領(9/8)、核磁気共鳴デカップリング|Wikipedia

事実vs本能

  • 2020/07/11 07:06
  • カテゴリー:読み物

私たちが直面しているのは、ヒトの脳が狩猟採集の旧石器時代に生き延びるように「設計」されており、「とてつもなくゆたかで平和な時代」のリベラルな価値観とさまざまな場面で衝突するという「不愉快な事実(ファクト)」なのです。

橘玲著「事実vs本能-目を背けたいファクトにも理由がある」(集英社、19年)、そのあとがきから。本書は、主に、週刊プレイボーイの連載コラムで構成されている。

橘玲(サイト内検索)。官公庁こそがベタな日本的雇用の総本山(p189)、真っ白なシャツに黒いしみがつくとすごく目立つ(p252)

苦境に立つ日本の鉄鋼

産業の主役がこれから後退して行く、その歴史的過程を目の当たりにすることになる、そういう深い感慨がある

内橋克人氏がそう述べていた。今朝の「マイ!Biz」経済展望(NHKラジオ第一、2/19 6時台)にて。過去30年で国内の粗鋼消費量は30%減少。今年3月期、日本の鉄鋼産業は、13年3月に高炉大手が三社に集約されて以降最大の赤字になる見込みとか。

内橋氏は今年度も定期的に出演されている。きっちり6週おきだ。コーナー名が「社会の見方・私の視点」だった頃は火曜日。今年度、「マイ!Biz」に代わってからは、水曜日の経済展望にご登場。次が6週間後の4/1になると、今日が今年度最後の回だろう。氏による今年度の解説8回、そのタイトルを並べておこう。

  • 始まった日米通商交渉、日本政府の対応は(5/1)
  • 解決できるのか雇用格差問題(6/12)
  • 参議院選後の政策課題を考える(7/24)
  • 米中貿易摩擦と多国籍企業(9/4)
  • 台風19号の経済への影響と高まる景気後退への懸念(10/16)
  • 世界に広がる外資規制を考える(11/27)
  • 新年、今年の日本経済を読み解く(1/8)
  • 苦境に立つ日本の鉄鋼産業(今日、2/19)

内橋克人氏による論評(サイト内)

希望のつくり方

  • 2019/08/03 05:58
  • カテゴリー:読み物

挫折を語れるということは、過去の失敗を自分のものとしてとらえなおし、現在の自分の言葉で表現できることを意味しています。同じように希望を語ることも、未来の成功とはちがいます。希望は、未来の成功に向かっていくことを指し示す、現在の自分の言葉なのです。

玄田有史著「希望のつくり方」(岩波新書、10年)から(p112)。著者の専攻は労働経済学。編著「人手不足なのになぜ賃金が上がらないのか」は、日経で「エコノミストが選ぶ経済図書ベスト10」(17年)の第1位に選ばれている。雇用問題がご専門のようで、求職者の心情に寄り添うあたりから、本書の希望云々という話に繋がっているのだろうか。

人手不足と賃金停滞の併存(サイト内)、ミスを防ぐには(サイト内)、故郷(サイト内)

人手不足と賃金停滞の併存

  • 2019/08/02 20:55
  • カテゴリー:読み物

多くの企業が賃金を引き上げているのに、なぜ労働者に支払われる平均賃金は上がらないのかという問いに対する答えは、構成バイアスが存在するからである。

構成バイアスとは、例えば、賃金が比較的低い非正規雇用者の比率増大であり、低賃金の福祉・健康関連職が増えて来ていることなどである。働く女性や高齢者が増えることも構成バイアスになる。引用は、玄田有史編「人手不足なのになぜ賃金が上がらないのか」(慶應義塾大学出版会、17年)から(p107)。収載されている十数編の論考の内、最もぴんと来たのはこの第7章「人手不足と賃金停滞の併存は経済論理で説明できる」だった。

# 現代版「ルイスの転換点」(p113)、「生産需要の増加に伴い労働需要は増加するので、労働需要曲線は右にシフトする」(p121)。安い労働力を求めた結果(サイト内)

 

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