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キーワード「1990」の検索結果は以下のとおりです。

レイニー川にて

  • 2021/01/16 07:27
  • カテゴリー:読み物

それから私は兵士としてヴェトナムに行った。そしてまた故郷に戻ってきた。私は生き延びることができた。でもそれはハッピー・エンディングではなかった。私は卑怯者だった。私は戦争に行ったのだ。

この終わり方には意表を突かれた。ティム・オブライエン著「本当の戦争の話をしよう」(文藝春秋、1990年)に収載の「レイニー川にて」から(p96)。村上春樹訳。

徴兵通知が届く。兵役に就こう。国のために戦う。体面を保つ。卑怯者と呼ばれたくない。いやいや拒否しよう。この戦争には賛成できない。大義はあるのか。侵略戦争ではないのか。もちろん死の恐怖もある。拒否するだけの強さを持っているのか。カナダへ逃げ込んでしまえば簡単だ。主人公は、国境のレイニー川まで車を走らせる。その畔でさらに逡巡の数日を過ごし、そして、自身の立場を思い知るのだった。

# 「二十年を経て振り返って」(p87)。雷鳥の森(サイト内)

大相撲九月場所、20年

まだ四日目(9/16)が終わったところなのに、既に、幕内上位に全勝の力士はいない。場所前の優勝予想はどうだったか。先週、NHKジャーナル(ラジオ第一、9/10 22時台)の展望では、大関朝乃山と関脇大栄翔の名があがった。北の富士コラム(9/12)は、優勝の本命なし、「それでも一人挙げてくれと言われたら、上位との対戦がない高安が本来の相撲を取れたら面白いかもしれない」と書いている。その高安は、今のところ3勝1敗。朝乃山はようやく初日が出て1勝3敗。大栄翔も1勝3敗。調子良さそうなのは、正代、そして隆の勝か。ともに3勝1敗。

# 大相撲場所9月場所の展望・舞の海秀平|NHKジャーナル(9/10)、朝乃山と言いたいが…高安が本来の動きに戻れば…幕尻がはやっているから逸ノ城?う~ん…本命なき秋である(9/12)

モティベーション論

  • 2020/06/06 06:33
  • カテゴリー:読み物

ひとは、済んでしまった課題よりも、まだ未達成のままに終わっている課題の方を、よりよく思い出すものだ(略)。実は、課題が未達だということを最も明確に意識させてくれるのが、ほかならぬ目標ではないだろうか。

前半はクルト・レヴィンのツァイガルニク効果。金井壽宏著「働くみんなのモティベーション論 (日経ビジネス人文庫、16年)から(p330)。本書、モティベーションの「主要な理論は紹介」(p78)していると書いている割には、給与(昇給)とポジション(昇格)について真正面から議論しておらず拍子抜けした。

著者の名を最初に聞いたのは、1990年のことだった。神戸大学経営学部の先生で「組織論で注目あびる」とメモしている。ある方の話の中に登場した。

# Kurt Lewin(1890-1947)、「一橋大学の沼上幹氏」(p363)マズローの欲求五段階説、経営学で扱えるのは承認欲求まで

メトロノームでジャズ

  • 2018/11/08 19:20
  • カテゴリー:音楽

確か1990年だったと思う。ジャズの番組を聴いていると、新譜の紹介で "Blues on Time" という曲がかかった。ソロはハーモニカ。バックは、なんと一台のメトロームという演奏。無伴奏ではなく、この融通の利かない器械を相手にした方が却って、いい味が出ている。早速レコード屋に行って、そのアルバム "Footprints" を買い求めた。それが、ジャズ・ハーモニカの巨匠トゥーツ・シールマンス(Jean "Toots" Thielemans, 1922 - 2016年)との出会いだった。

以来、"Footprints" は愛聴している。2012年だったか、ベルギー人の同僚と飲んでいるときにジャズの話になった。彼は当然のようにシールマンスのことを語り始める。そのときに教えてもらったのだが、そのハーモニカ吹きはブリュッセル出身かつベルギー貴族なのだ。何と言っても "Footprints" が一番いい、と彼は宣言した。おれもその CD を持っていると言ったら、随分と喜んでくれたものだった。おれは、シールマンスはその一枚しか持ってなかったのだが。

先日、試しに図書館のサイトで検索すると何枚かヒットした。その内、"The Best of Toots Thielemans"(POCJ-1653)を借りて来た。この中のシールマンス自作 "You're My Blues Machine" もメトロノームをバックにした演奏だ。ハーモニカとメトロノームは、彼お気に入りの編成(笑)だったのかもしれない。

W杯、ラウンド16開始

決勝トーナメントのラウンド16(一回戦)が始まった。初日(6/30)の結果、フランスとウルグアイが各々駒を進めた。

FRA 4-3 ARG
URU 2-1 POR

この2カードは、欧州と南米の戦いとなった。過去20回の大会での優勝国は、ブラジルの5回を筆頭に、その二大陸から出ている。今回、その二大陸以外でグループリーグを突破した代表チームはメキシコと日本の二か国に過ぎない。過去、どうだったろうか。参加国数が24になって以降に限って状況を見てみた。1998-2018は32か国が参加、1982-1994は24か国。

2018、2(メキシコ、日本)
2014、5(米国、メキシコ、コスタリカ、アルジェリア、ナイジェリア)
2010、5(米国、メキシコ、ガーナ、韓国、日本)
2006、2(ガーナ、豪州)
2002、5(米国、メキシコ、セネガル、韓国*、日本*)
1998、2(メキシコ、ナイジェリア)
1994、4(米国*、メキシコ、ナイジェリア、サウジアラビア)
1990、2(コスタリカ、カメルーン)
1986、2(メキシコ*、モロッコ)
1982、0(一次リーグで16チームではなく12に絞られた)

欧州と南米、その二大陸以外で一次リーグを突破した国、傾向があるようだ。当然のことだが、全参加国数が32になって、それは増えている、平均で、全24か国→2、全32か国→3.5。それと、自国が開催国(*印)になると突破する。そして、それ以降、しばしば顔を見せるようになる。86年のメキシコや、94年の米国、02年の日韓。

これら面々で決勝戦まで勝ち残った国はない。韓国の第4位が最上位(02年)。さて、今回はどうなるか。

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