alsa、E200HA
- 2025/04/12 05:38
- カテゴリー:PC・ツール・サイト
E200HAにArchを、その4
Google ChromeでNHKプラスを開いて何か観ようとするのだが音が出ない。さあ大変。
以前使っていたLubuntu(22.04 LTS)で音が途中から鳴らなくなるトラブルがあった。その症状への対処をすべく心づもりしていた。が、まさか、端から音が出ないとは。
音のシステムは、Advanced Linux Sound Architecture(ALSA)が、何もしなくても入っている。ArchWikiのその項を見てみた。「全てのチャンネルはデフォルトでミュートされています。手動でチャンネルをアンミュートする必要が」ある。たぶん、原因はこれだな。
ミュートの解除は、amixerかalsamixerで行え、とある。それを使うためにalsa-utilsをインストールして、まず、amixerを書いてある通りに実行。
$ yay -S alsa-utils
$ amixer sset Master unmute
が、Unable to find simple control 'Master'と出る。ミュート解除云々は全く的外れではないだろうか、そう感じつつも、念のため、ncurses UIのalsamixerでも試してみた。
$ alsamixer
This sound device does not have any controls.と出た。Thisとは、このデフォルト状態のことか。サウンドカード名は、Intel HDMI/DP LPE Audio。たぶん、これが違う。
$ aplay -L
とすると、card 0: Intel HDMI/DP LPE Audio、card 1: bytcht-cx2072x、二つあることを教えてくれる。たぶん、後者のcard 1をデフォルトにする必要があるのだろう。
そのために、/etc/asound.confというファイルを作成して以下を書き込んだ。
defaults.pcm.card 1
defaults.ctl.card 1
今一度、alsamixerを起動。サウンドカード名はbytcht-cx2072xに切り替わり、チャンネルには、Headphone、I2S ADC1L、二つが現れた。両方とも「MM」でミュート状態。mを押して解除した。これでOKか、と思いきや、音量調整のスライダーが0のまま、それを動かすことができない。やはり、根本的に何かがおかしい。
さらにwebで検索した。Linuxの設定方面のことは、とにかく検索。倦まず弛まず怠らず調査を行えば朗報を得られる。今回の答えは、Arch LinuxのBBSにあった。
$ yay -S pulseaudio pulseaudio-alsa
この二つをインストール。あっさり音が出るようになった。alsamixerでの表記は、カード名はPulseAudio、チャンネルはMaster。スライダーは自在に動かすことができる。
なお、Lubuntuで経験した途中から鳴らなくなるトラブルは今のところ起きていない。
# E200HAにArchを、Re6: E200HAでLubuntu(いずれもサイト内)。Advanced Linux Sound Architecture|ArchWiki、Topic: amixer: Unable to find simple control 'Master',0 (Read 3758 times)、[Solved] ALSA: aplay cannot play .wav file - no sound