あなたが誰かを殺した
- 2025/04/21 06:04
- カテゴリー:読み物
薬剤師はAIには到底かなわない。何しろ向こうは膨大なデータを持っているからね。だからといって人間の薬剤師が不要になることは永遠にありません。AIにはお節介という機能がないから
東野圭吾著「あなたが誰かを殺した」(講談社、2023年)から(p35)。昨年8月に図書館に予約を入れた段階で83人待ち。ようやく順番が回って来た。
高級別荘地で連続殺人事件が発生。と来れば、たまたま、そこに、名探偵など謎解き役が居合わせた、となりがち。その手の推理小説は少なくない。が、著者の場合、そんな安易な設定は採らない。それにこれは加賀恭一郎シリーズ。一風変わってるが説得力のある理由で加賀を登場させる。
その仲介に、金森登紀子が出て来る。映画「祈りの幕が下りる時」(2018年)で、その役に扮した田中麗奈の顔が思い浮かんだ。
# 加賀恭一郎シリーズ(サイト内)。第3作「どちらかが彼女を殺した」、第5作「私が彼を殺した」