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キーワード「司馬遼太郎」の検索結果は以下のとおりです。

空海の風景

新しい思想を伝えるためには、新しい表現が必要だ

真の天才はそう考える。そして実行に移す。NHKスペシャル「空海の風景」から。

今夏、NHKでは、生誕1250年を迎えた空海に関する番組が特集されている。2002年放送の「空海の風景」もその一つで、前編「大唐渡海の夢」と後編「弘法大師への道」を続けて観ることができた。原作・司馬遼太郎、朗読・中村吉右衛門、語り・若村麻由美。

司馬遼太郎(サイト内)。空海ナイト第二夜 、NHKスペシャル選「空海の風景」、前編「大唐渡海の夢」(初回放送2002/1/4)、後編「弘法大師への道」(同2002/1/5)NHK総合、7/20 1:45-3:23

沖縄・先島への道

沖縄が本土に復帰するのではない。本土が沖縄へ復帰するのだ。ということを、復帰当時、民俗学の専門家たちのあいだで言われた言葉が、せめてもの救いのように思われる。

いったい日本とは何か。司馬遼太郎の問いかけは重い。NHKスペシャル「街道をゆく」第2シリーズ第2回「沖縄・先島への道」(NHKアナログ総合、初回放送1998/11/8)から。

そのほかにも沖縄関係の番組をいくつかまとめて見返した。ビデオのHDDに消さずに残している番組が何本かある。( )内は初回放送年。

  • NHK特集「次郎さんの魚が笑ってる-沖縄の陶工・金城次郎」(1987年)
  • イッピンSP「しなやかに逞しく~復帰50年・沖縄の工芸その軌跡」(2022年)
  • ブラタモリ #32「沖縄・首里」(2016年)

この内、イッピンSPでは同僚がちらっと映っていたので驚いた。

次郎さんの魚が笑ってる首里城はサンゴでできていた!?(いずれもサイト内)

無思想の思想

  • 2022/12/27 06:29
  • カテゴリー:読み物

思想的民族というのが、世界にはふんだんにいます。しかしながら日本人は、それに入っていない。日本人は思想がゼロではないかといわれる。が、私にはどうもそうではなく、無思想という思想が日本人の底の底にあるのではないかと思う。

この部分がNHKの番組(2016年)で引かれているのを見て、いつか読んでみようと思っていた。司馬遼太郎著「手掘り日本史」(毎日新聞社、1976年)。引用はその中の「無思想という思想」から(p165)。

日本人には「原始的なまだ神道ということばすらなかったころのある種の宗教感情」に根差した「美意識」があって、それは、後に、仏教や、儒教、マルキシズムなど様々な思想が入り込んで来ても、変わることなく受け継がれた。

太平洋戦争の頃に皇国主義に毒されてしまった。それは「取り除いたほうがいい」「あの狂躁だけはムダだった」。その主義を残している人は不思議なことに「たいていアメリカと手をにぎりたがる」。

愛蘭土紀行保守と大東亜戦争(いずれもサイト内)。NHKスペシャル「司馬遼太郎思索紀行~この国のかたち」▽香川照之、第1集「島国ニッポンの叡智」、第2集「武士700年の遺産」(NHK総合、2016/2/13,14 21時)

無私の日本人

  • 2022/08/13 06:20
  • カテゴリー:読み物

人の心は種である。果てしない未来を拓く種である。一粒の種が全山を満開の桜の山に変えるように、心さえしっかりしていれば、驚くほどの奇跡も成し遂げられる。

磯田道史著「無私の日本人」(文藝春秋、2012年)から(p24)。武士にお金を貸し、利子で郷里を潤す、前代未聞の事業を成し遂げた穀田屋十三郎らの話。

言い回しが司馬遼太郎に似ている、何箇所かでそう思った。

文庫100冊(サイト内)

ひとびとの跫音

  • 2022/02/22 06:26
  • カテゴリー:読み物

独自のボヘミアン的孤立生活者のスタイルを作りだしていた。

学生時代の正岡忠三郎を評して富永太郎がそう言っていたという旨のことを大岡昇平から教えられた、と著者は書いている。司馬遼太郎全集第50巻(文藝春秋、1984年、第二期最終巻)に所収の「ひとびとの跫音」から(p87)。その単行本は1981年7月刊行。

「子規全集」(正岡忠三郎ら監修、講談社)出版までの顛末。「坂の上の雲」の続きと見る向きもあるかもしれない。その長編執筆の楽屋話という性格もある。著者お得意の「余談」を寄せ集めたような構成。子規の死後養子、忠三郎と、その親友、タカジ(西沢隆二、ぬやま・ひろし)を軸に、有名無名問わず色んな人たちが入れ替わり立ち替わり登場する。「グランド・ホテル形式の小説として成功」と評価されているようだ。

坂の上の雲働き方2.0vs4.0(いずれもサイト内)。明石市大久保(p247)、新日本放送(p182)。司馬遼太郎富永太郎大岡昇平西沢隆二|Wikipedia

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