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愛蘭土紀行

  • 2018/07/19 20:15
  • カテゴリー:読み物

アイルランド詩人(えせ詩人だろう)のハナシが出てくる。詩人が登場するのがいい。ただし詩人は密輸の主犯として出てくる。そのあたりがいかにもアイルランドものらしくて、ひとびとの共通の常識を刺激する。いうまでもないことだが、アイルランドは世界でいちばん詩人を大切にする国である。なによりもゆたかな言語芸術の国であり、日常の中でも、皮肉、諧謔、華麗な修辞、痛烈な自己主張があふれている。

その「ハナシ」というのは、「刑事コロンボ」第45話「策謀の結末」“The Conspirators”のこと。好きで何回か観ているが、主人公が詩人なのは、偶々だと思っていた。引用は、司馬遼太郎著、街道をゆく(30)「愛蘭土紀行1」(朝日新聞社、88年)から(p202)。

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