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物語の先に

つづきはまた明日

そう言う、まひろ(吉高由里子)の表情が何とも切ない。

大河ドラマ「光る君へ」第48回「物語の先に」から。これで最終回。

道長(柄本佑)は死の床についている。まひろは、物語の力で道長の生をつなごうとするのだが、道長はつづきを聞くことなく逝ってしまう。

最初からではなく第34回から観始めた。ちょうど、まひろが源氏物語を書き始めたあたりからだった。以来、人の心を引き付ける物語の力がずっと語られた。この最終回ではそのことが殊更に強調されていたように思う。ただ、その力は、死にゆく道長には果たして及ばない。時代も変わりつつある。物語の時代は最早これまで。「嵐が来るわ」と、まひろが呟いてドラマは終わるのだった。

総集編は29日に放送されるとか。

光る君へ(サイト内)。光る君へ(48終)物語の先に(NHK総合、12/15 20時)、ラストのせりふは「最初から決まっていた」 チーフ演出が語る「光る君へ」最終回(12/15)

語りは伊東敏恵アナ

道長は、幼い後一条天皇の摂政となって名実ともに国家の頂点に立ち、

と説明が入る。語りは伊東敏恵アナ。大河ドラマ「光る君へ」(44)「望月の夜」から。この回で、道長は、あの有名な望月の歌を詠む。

それは日曜日のこと。翌月曜の夜にも伊東アナの声を聞いた。

2回シリーズで2つの敗戦国ドイツと日本のその後の悲劇を伝える。後編は、日本の敗戦とともに住処を追われその後の流転の運命を背負った人々の記録である。

「ふたつの敗戦国 日本 660万人の孤独」から。前編のドイツもそうだったけれど、後編の日本の話も見るに忍びなかった。

一つは平安朝の摂関時代を背景にしたドラマ。一つは敗戦後の引き揚げにまつわるドキュメンタリー。まったく趣向の異なる2つの番組ながら、語りは同じ人物。なんとも妙な感じがした。良い声だとは思うのだけれど。

光る君へドイツの新右翼(いずれもサイト内)。大河ドラマ「光る君へ」(44)「望月の夜」(NHK総合、11/17 20時)、「ふたつの敗戦国 日本 660万人の孤独」▽映像の世紀バタフライエフェクト(NHK総合、11/18 22時)

素読のすすめ

  • 2024/10/30 06:03
  • カテゴリー:読み物

60の手習いよろしく、源氏物語を熟読している。徹底的に音読する。源氏を読む際の第一の心得は音読であると教わったからであり、何回も音読すると、少しずつ内容が見えてくる。読むごとに、作品の深みと充実度を実感することができる。

高橋昭男著「仕事分の書き方」(岩波新書、1997年)に、そんな話が記されている。

「書き上げた後に」の章では、自分が書いた文章を、何回も読み、そして書き直す、それを納得が行くまで繰り返すことをすすめている。小見出し「素読のすすめ」(p176)。源氏の話はそこに登場する。

素読において留意するポイント。1) 一回読んだだけで、内容を理解できるか、2) 一文が長過ぎないか、3) 読点のつけ方が適切か、4) 文章全体にリズム感があるか、5) 伝えたい情報の流れが円滑か、6) パラグラフが長過ぎないか。

Cause and result ルール光る君へ(いずれもサイト内)

もっと、光る君へ(音楽)

笙と、ビオラ・ダ・ガンバやリュートなど、和洋の古楽器でコラボレーションをやった。色々やり尽くした感がある中、皆がへぇって思うようなことを狙う気持ちもあるが、とにかくおもしろそうで興味をひかれた

そんな話をしていたのは、大河ドラマ「光る君へ」の音楽担当、冬野ユミ氏。笙奏者にベルリンまで出かけてもらって録音したらしい。

そういう編成の曲も含め、このドラマのために150曲ほど作曲したのだとか。ただし最終回の劇中に限っては、それらを使わず新たに作曲すると言っていた。編集が上がってからのごく短い期間に、集大成として挑戦すると。

オープニング・テーマ曲について何かあるかなと期待したけれどそれは語られなかった。

光る君へ(サイト内)。「もっと、光る君へ」冬野ユミ(音楽担当)【聞き手】友吉鶴心▽ラジオ深夜便(NHKラジオ第一、10/20 4時台)

新源氏物語

  • 2024/10/11 06:21
  • カテゴリー:読み物

わが男友達カモカ氏は、読んで退屈きわまりないところがある、源氏物語は女のおしゃべりの集大成みたいなもんで、一千年の間、面白いといって読んできたのは女だけやないか、なんて珍説を申し立てております

田辺聖子著「新源氏物語」下(新潮文庫、1984年、改版2015年)に所収された著者のエッセイ「『源氏物語』とつきあって」から(p513)。末尾に「波」昭和53年12月号よりとある。

「女のおしゃべり」なのだから、もちろん、「かなり男を見て、よく観察している」「男の心理、生理を見事にとらえている」。原著者の紫式部は、かなり親密な「男友達を年代別に沢山もっていたんじゃないか」と著者は推察する。そう思わせるほどに、男のことがよくわかっている。

誰か男性が、例えば藤原道長が、手伝ったという説があるけれど、そうじゃないだろうと著者は書く。道長は、雑駁で、細かい心理の綾は面倒くさい。それに、もし道長が手伝っていたら、「政治の場面がもっと増えたに違いない」と。

著者には源氏物語の現代語訳が複数あるらしい。この「新源氏物語」はその一つ。全巻は訳出されていない。第3帖「空蝉」から始まって、光源氏が出家を決意する第41帖「幻」で終わっている。

光る君へ田辺聖子(いずれもサイト内)

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