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2020年11月の記事は以下のとおりです。

GoTo事業にブレーキを

北海道は、札幌市で不要不急の外出や、道内の他地域との往来を自粛するよう要請している。道内の移動が制限されている地域に、国の事業で観光に向かうことは矛盾しないのか。

産経の社説「主張」(11/20)が書くのだから、その「矛盾」はもはや誰の眼にも明らかだ。が、政府は「基本的考え方に何ら変更ない」とGoToの事業継続を表明している。「見直さないというのは犯罪的だ」、共産党志位委員長は随分お怒りだ。

経済を止めないためにウイルス感染拡大を看過する、口減らしのために姥捨てする、これら二つの構図は似ている。「犯罪的」という表現は、決して言い過ぎではない。「的」の一文字を外す方が適切かもしれない。

今朝、関連する社説は産経含めて4つ。タイトルを見る限り「何ら変更ない」と言う政府を擁護する声はない。

  • 新規感染者が過去最多 対策強化にかじを切る時(毎日)
  • GoTo事業 ブレーキを踏む時だ(東京)
  • コロナ最多更新 感染対策を見直すべき局面だ(読売)
  • 急速な感染拡大 強い危機感を政策で示せ 「GoTo」の一部停止も(産経)

「GoTo固執は犯罪的」 マスク会食も批判―共産・志位氏(11/19)

COVID-19 感染予測

実際にその通りになるかどうか判らないけれども、こうなるといけないということを前提に対応していくことが必要でしょうね。

グーグルが、AIによるCOVID-19感染予測(日本版)のサイトを公開した。引用はそれに関する中村尚登ニュースデスクによるコメント、「伊集院光とらじおとニュースと」(TBSラジオ、11/18 9時台)から。「実際にその通りになるかどうか判らない」、確かにそうなんだろうけれど、中らずと雖も遠からずになるのではないか。

今そのサイトを見ると、11/17-12/14、28日間の予測データが出ている。沖縄県の新規陽性者数は、期間中、913人の予測。一日当たりの平均は32人ほど(913÷28)。グラフは、ほぼフラットで平均値ぐらいの数字で日々推移。人口百万人当りでは28日間で652人。これは、北海道(1918人)、東京都(915人)、大阪府(909人)に次いで多い。

Japan: COVID-19 Public Forecastsグーグル 新型コロナ感染者数など独自の予測データ公開開始(11/17)

56豪雪

大学に入って一年目の冬、名古屋に雪が積もった。

木工教室のお茶の時間、沖縄で雪が降るかどうかという話題の折、そんな話が出た。同世代の方が言うのだから、それは56豪雪の冬のことだとすぐに判った。もしかして1980年から翌年にかけてのことですか、と訊ねると、「そうでした。年号までよく覚えていますね」「覚えていますとも、受験の年だったので」

その冬、瀬戸内でもだいぶ積雪があった。大学受験に臨んでいたおれは、試験会場にたどり着けるだろうかと気を揉んだものだ。共通一次の会場は山手にあって坂を上って行かねばならない。バスは運休するんじゃないだろうか、タクシーはチェーン巻いて走っているだろうか、あの距離を歩いて行けるだろうか、などと考えたりした。結局、試験は無事に受けたのだけれど、会場までどうやって行ったかは忘れてしまった。

二次試験で訪ねた隣県の街では、除雪が進み街中から雪はすっかり消えていた、あの大雪は遠い昔のことだったように。ただ、試験会場の大学では、構内のあちこちに雪の山がまだまだ残っていた。そうそうあの日、試験の後に、オーケストラの練習場(ボックス棟)を訪ねたのだった。4月になったら入部します、今日受けた試験に合格するかどうかは判りませんが(笑)と。あの棟のあたりの道が、ぬかるんでいたことが、やけに記憶に残っている。

拝啓天皇陛下様(サイト内)、五六豪雪|Wikipedia

経営戦略論の源流

  • 2020/11/17 06:30
  • カテゴリー:読み物

一般的な認識として、セルズニック(Philip Selznick)の研究は重要な理論的根拠を提供し、ハンフリー(Albert Humphrey)が率いるスタンフォード研究所(SRI)は具体的な概念を生み出した。そして、1960年代にこの手法を世間に拡げた最大の功労者はハーバード・ビジネス・スクール(HBS)教授のアンドリュース(Kenneth R. Andrews)らである。

SWOT分析の起源がそう説明されている。喬晋建著「経営戦略論の源流」(中央経済社、20年)から(p26)。県立図書館の新着コーナーにあるのを借りて来た。

経営環境を分析する際に使う手法その多くは提唱者や出典が明確になっているが、SWOTに限ってはよく判らないようだ。かつて受けた何かの講義の中でそんな解説があった。使い方さえ知っていればそれで良いことであって、提唱者が誰であろうと構わないのだけれど、少し気になっていた。

フレームワーク十選(サイト内)

旅人の表現術

  • 2020/11/16 06:35
  • カテゴリー:読み物

他社を〈抜く〉ことがどれだけ快感で、他社に〈抜かれる〉ことがどれだけ悔しいことかは、記者を経験したものでなければ分からないだろう。記事が読者に有用かどうか、そんなことは記者にとってはどうでもよいことである。抜いたかどうかだけに記事の価値はあるのだ。

ノンフィクション作家・探検家の著者が、かつて自身が新聞記者だった頃の思い出話を語る。角幡唯介著「旅人の表現術」(集英社、16年)に収載の「『影の地帯』と黒部の強盗」から(p338)。

沢木耕太郎氏が、著者との対談でこんなことを言っている(p40)、「探検と冒険を区別するのは、たった一点だと思う。探検はアウトプットを必要とする。冒険はアウトプットを最終的な目的としない」。整理と整頓、方向と向きなど、違いを知っておいた方が良い言葉のリストに加えておこう。

極夜行(サイト内)。開高健「ベトナム戦記」、本多勝一「極限の民族」、ドミニク・ラピエールら「さもなくば喪服を」、夢枕獏「神々の山嶺」、服部文祥「百年前の山を旅する」、三浦しをん「神去なあなあ日常」

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