売られた花嫁、N響#2026
- 2024/12/21 07:23
- カテゴリー:音楽
歌劇「売られた花嫁」には、突進型の序曲が付いている。その後にどんな物語が展開するのだろうか、と期待感を大いに高めてくれる。N響の定期にあったので聞いてみた。
N響第2026回定期公演
スメタナ作曲
「売られた花嫁」から序曲
(指揮)ファビオ・ルイージ
(管弦楽)NHK交響楽団
(6分45秒)
2024年12月5日サントリーホール
やや遅めのテンポで丁寧にやっている。同じオケなら、例えば、イルジー・コウト指揮の演奏を聴いたことがある。それに比べると、今回のルイージは、ちょっともっさりした感は否めない。
そのコウトの指揮では、標準的な速さで一気呵成に進むのだが、弦や管の細かなフレーズが粒になって流れ出て来る。本場チェコの指揮者は、こんな風に振るのか、と感銘を受けたものだ。確か1994年のこと。
# N響、タルクマンの編曲作品(いずれもサイト内)。Jiří Kout(1937-)、N響第2026回定期公演▽ベストオブクラシック(NHK-FM、12/20 19時半)【曲目】歌劇「売られた花嫁」序曲(スメタナ)、ピアノ協奏曲第3番ニ短調(ラフマニノフ)、組曲「展覧会の絵」(ムソルグスキー/ラヴェル編)【演奏】ファビオ・ルイージ(指揮)ネルソン・ゲルナー(ピアノ)【収録】2024年12月5日サントリーホール