100歳まで健康に生きる
- 2025/06/28 05:45
- カテゴリー:読み物
測定することができれば、管理することができる
George Joachim Rheticus(1514-1574)の言葉。巻末の付録「計測できるものは改善できる-自身の状況を追跡調査する」は、最初にそれを紹介している。
ルイージ・フォンタナ著「100歳まで健康に生きるための25のメソッド」寺田新訳(東京大学出版会、2022年)から(p351)。最寄り図書館で借りて来た。
気になる記載があった。米国心臓協会(AHA)のガイドライン(2018年)では、LDLコレステロールの理想値は、100mg/dL未満となっている。さらに、低くければ低いほど良いことを示すエビデンスが増えているのだとか(p355)。
つい先日受けた頸動脈エコーの結果、プラーク・スコアは2年前と同じ値だった。が、この7、8年の間に、少しずつ上昇して来ている。主治医は、この経過を見て、歳も歳だし、血中コレステロール値をコントロールする薬(スタチン系)を、そろそろ考えてもいいかもしれない、と言ったのだった。
怪しいサプリメントには距離を置いているが、国の認可を受けている医薬品とは上手く付き合って行きたいと思う。新しい薬の服用について考えてみることにしよう。
この本、コレステロール値のことだけでなく色々示唆に富む。副題に「科学的エビデンスにもとづく」とある通り、基になった学術文献もリストされている。それも併せてじっくり丁寧に読んでみよう、機会を改めて。
# 定期通院、25年6月(サイト内)。ゲオルク・レティクス|Wikipedia