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感染症

  • 2021/01/18 06:38
  • カテゴリー:読み物

飛沫感染の起こりにくさに日本語の発音の特徴も関係している

著者はこの仮説を「ランセット」で発表したとか。例えば、侵襲性髄膜炎菌感染症は、日本では極めて稀な病気になった。これはもちろん我が国の「清潔文化」によるところが大きいが、それに加えて、発声時に唾の飛沫で菌が飛び散ることが比較的少ないことが関係しているのではなかろうか、と。井上栄著「感染症−広がり方と防ぎ方」増補版(中公新書、2020年4月)から(p34)。

補章で、新型コロナウイルスについて言及している。例のいわゆるソーシャル・ディスタンスは、日本では他国より短くて良いだろうと(p216)。本件も、日本の感染者数が少ない理由の一つが、唾が飛び難い日本語の発音にあると推測しているわけだ。

倍加時間分析、コロナ禍(サイト内)。有気音と無気音

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