祥瑞改元
- 2018/12/06 18:49
- カテゴリー:時の話題
和銅改元は、即位改元であるとともに祥瑞改元である、と言える。
元明女帝の即位と同じ頃、武蔵の国で掘り当てられた銅が献上された。和銅(708-715)は、その双方を記念した改元だった。歴史再発見・元号文化の歩み第5回「奈良時代の年号」(10/30、NHK ラジオ第二)から。
改元理由としての即位は馴染みがある。もう一方の祥瑞(しょうずい)とは何だろうか。辞書には、めでたいまえぶれ、吉兆、とある。祥瑞、具体的には珍しい動植物や自然現象、が出現すると、余程の場合にその機に改元が行われたのだとか。中国の祥瑞災異思想に基づいている。
# 歴史再発見「元号文化の歩み」全13回