特売情報から見えるもの
- 2024/09/21 05:50
- カテゴリー:興行・放送
去年の年末あたりからスーパーの特売がじわじわと増えて来ている。
狙いは、「特売」による集客。局面としては、円安が進みメーカーもスーパーも値段を上げたいが、なかなかそうもできない。消費者の所得が追い付いて来ないためだ。節約に向かう客を「特売」によって引き寄せようとしている。
渡辺努教授(東京大学大学院経済学研究科)のお話。1200店舗ほどのスーパーに協力してもらって「特売」の情報を集めている。そこからある一定の傾向が見えるのだとか。
7月、日銀は政策金利を0.1%から0.25%へ引き上げることを決めた。「特売」の傾向からも消費はなかなか振るわない状況が見えている今、日銀の利上げ判断は時期尚早だったのではないだろうか。
やはりと言うべきか。きのう(9/20)、日銀は金融政策決定会合で政策金利の据え置きを決めた。
# マイ!Biz▽「検証 金融市場の混乱」【出演】渡辺努(東京大学大学院経済学研究科 教授)(マイあさ!、NHKラジオ第1、9/13 6時台)、日銀 マイナス金利政策を解除 異例の金融政策を転換(3/20)、日銀 追加利上げ決定 政策金利0.25%程度に(7/31)、日銀、利上げ先送りの公算 総裁選を注視 19日決定会合(9/14)、日銀総裁、利上げ判断「時間的に余裕」 金利は据え置き(9/20)