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キーワード「戦争」の検索結果は以下のとおりです。

ジョン・ウィック

平和を望むなら、戦いに備えよ。

コンチネンタルホテルの支配人ウィンストンが言う。この場面でヴィヴァルディの「冬」その第1楽章が流れる。映画「ジョン・ウィック-パラベラム」(2019年)から。

ローマ時代まで遡る随分と古い格言らしい。それから2千年も経つのに、未だに平和維持には防衛力の強化が必要などと議論している。技術や産業は発展したけれど、人間の愚かさは変わらない。備えると使うことになるのが判らないのか。それは、いがみ合い、戦争を繰り返して来た歴史が証明している。一体どれ程の血が流されれば、人類はもっと賢明になれるのだろうか。

映画「ジョン・ウィック」シリーズ3本を、何となくずるずると見てしまった。惰性とは恐ろしいものだ。[Filmarks 3.7、3.7、3.8]

平和は槍で得るものなのかABEMA(いずれもサイト内)。汝平和を欲さば、戦への備えをせよ|Wikipedia、"Si vis pacem, para bellum"、米俳優ランス・レディックさん死去 60歳 「ジョン・ウィック」のコンシェルジュ役(3/18)

戦争と新聞

  • 2023/03/09 06:11
  • カテゴリー:読み物

卑近な事象に最大限の神経を研ぎ澄まして問題点を探り当て、読者に提示する。国民国家が変容するなかで、ではどういう道があるのかを考え、国民に問うていく。

今、新聞は「問題設定」型として生き残るしか道はない。鈴木健二著「戦争と新聞」(ちくま文庫、2015年)から(p304)。

本書の副題は「メディアはなぜ戦争を煽るのか」。かつて新聞は、国威を発揚すべく国民を戦場へ駆り立てた。現政権は専守防衛の理念を放棄し安保政策を大きく転換しようとしている。それに対して「新聞は、政府の急激な国策変更を支持、あるいはちょっぴり異を唱えただけ」(p288)で、また煽る側に立とうとしているかもしれない。新聞がどう言うのか注視しておく必要がある。

専守防衛を放棄するのか「探る’23」(いずれもサイト内)。木鐸型・鏡型・広場型

帰還兵はなぜ自殺するのか

  • 2023/02/01 06:25
  • カテゴリー:読み物

私は『午後五時までに丘を占拠せよ』という世界にいる。きみたちは『好きなだけ長く時間をかけよ』という世界にいる

イラン・アフガニスタン戦争から生還した2百万人の兵士の内、毎年250人超が自殺する。なぜ防止策の検討は遅々として進まないのだ、と、米陸軍の高官は、医師や研究者に対して苛立ちを隠さない。デイヴィッド・フィンケル著「帰還兵はなぜ自殺するのか」(亜紀書房、2015年)から(p113)。これも県立図書館で借りた。

読みながら映画「帰郷」(1978年)のことを考えた。高校時代にロードショウで観て強く印象に残っている。アメリカが、自国の兵士やその家族の心身を傷付けてまで遠い国ベトナムで戦う、それにどういう意味があるのだろうか、と思ったものだ。

# 伊集院光とらじおとニュースと▽軽部謙介(TBS、2021/9/2)、帰郷|Wikipedia、クローズアップ現代「イラク派遣 10年の真実」(NHK総合、2014/4/16)

フューリー

理想は平和だが、歴史は残酷だ

戦争は必要悪とでも言いたいのだろうか。映画「フューリー」(2014年)から。

米軍のM4シャーマン戦車フューリー号、搭乗員は5人。その構成は移民大国アメリカの縮図を見るかのようだ。ブラッド・ピット扮する車長コリアーはドイツ系、操縦手ガルシアはヒスパニック系、新兵の副操縦手エリソンはイングランド系、砲手スワンはユダヤ系、装填手トラヴィスはイタリア系(かフランス系)と、風貌や、苗字、英語以外にしゃべる言葉などから推察される。ふと思った、当時、もしかすると、アフリカ系(やネイティブ・アメリカン)は戦車の搭乗員にはならなかったのだろうか。

車中、彼らは信仰や神の名を何度か口にする。こちら、その方面には疎いので、何のことなのかよく解らない。際どく微妙ながらも本質的なメッセージが発せられているようにも感じられるけれど、悲しいかな、聖書すら読んだことない者は、単に戦争アクション映画として鑑賞することになる。

今般ドイツがウクライナへ供与することになった戦車の名はレオパルト(Leopard)。それは豹のこと。この映画に登場するドイツ戦車ティーガー(Tiger)は虎。いずれも、その時代の「世界最強」と言われ、名前の通り獰猛な兵器だ。

ABEMA無思想の思想(いずれもサイト内)。[Filmarks 3.8]。フューリー (2014年の映画)|Wikipedia、独、主力戦車供与へ レオパルト2、ウクライナに(1/25)

ミレニアム6(上)

  • 2023/01/09 06:19
  • カテゴリー:読み物

意見というのは、歳をとって賢くなったら変えるものだ

マッツ・サビーンなる人物の言葉。ダヴィド・ラーゲルクランツ著「ミレニアム6-死すべき女」ヘレンハルメ美穂・久山葉子訳(早川書房、2019年)上巻から(p161)。

Googleで、ずばりヒットがない場合に、もしかしてこれでは、と類推された検索結果が並ぶことがある。その内の一つに目星を付けて、さらに追いかけて行く。が、まったく見当外れの調査になってしまう。実世界ではよくあることだ。

この小説の中でそれが起こった。マッツ・サビーンはGoogleが提案して来た名前だった。調べを進めたところ、本筋とは全然関係のない人物だと判って来る。かと言って、寄り道したことで、主人公の葛藤が増えるとか、ストーリーが緊迫するとか、そんな新たな要素を著者は用意しない。単に文字数を稼ぐ手段になってしまっている。

この本、つまらないなぁと思い始めた頃にその寄り道にうんざりし、読むスピードは益々上がらない。何とか上巻を読み終えたのだった。

「ミレニアム」(サイト内)。「戦争は減っている」(p182)、「歩きながらミーティングをする」(p201)

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