お知らせ

メール送信フォームを設けました。ブログ記事への問い合わせなどにご利用下さい。

 

エントリー

キーワード「マーラー」の検索結果は以下のとおりです。

佐々木昭一郎さん死去

私はただ質問になりたいと思っていたのです。いつでも、なぜって問うことの質問。決して年老いることのない瑞々しい質問に。

ラジオドラマ「二十歳」(NHKラジオ第1、1966/1/15)から。吉永小百合出演、寺山修司脚本、佐々木正一郎演出。

このドラマのことは佐々木さんの訃報記事で知った。録音が発見され、昨年放送されたのだとか。放送は聴き逃したけれど、検索してみるとYouTubeにあったのでそれを聴いた。

佐々木さんのテレビドラマ「四季~ユートピアノ」(1980年)でマーラーの交響曲第4番を知った。中尾幸世扮する栄子のこの物語をこれまでに何度観たことだろう。また引っぱり出して来よう。

佐々木昭一郎|Wikipedia、追悼・佐々木昭一郎さん 是枝裕和、河瀬直美らに大きな影響を与えた唯一無二の映像作家(6/22)、寺山修司作 吉永小百合出演 二十歳|伊集院光の百年ラヂオ

小澤征爾氏死去

  • 2024/02/11 05:31
  • カテゴリー:音楽

的確な技術と、全身を使った表現が特徴だった。ベルリオーズやマーラーなどの作品を得意とし、深い譜読みと解釈によって、情熱的かつ精妙な響きを引き出した。

そうそう、ベルリオーズのスペシャリストとか言われた時期があった。あれはレコード会社の策略だったのだろうか。引用は、読売新聞の社説「小沢征爾氏死去 情熱のタクトで感動を届けた」(2/10)から。

ファゴットの師匠がオザワについて語るのを、度々、聞かされた。二人は同じ頃に桐朋学園で学んだ。色んな話を耳にする内に身近な存在のように感じたりもしたけれど、オザワの音楽を熱心に追いかけたわけではなかった。

中学時代、ボストン交響楽団が演奏する、ラベルの管弦楽曲集を聴いた。これがオザワ指揮の最初のLPレコードだった。兄のすすめで手にした。生の演奏では、30歳になるかならないかの頃に聴いたチャイコフスキーの交響曲第5番が最初。これも人に誘われて行った。

40代、割とオザワに行き当たった。ドイツに駐在していた頃、さあどの演奏会を聴きに行くかなと調べる度にオザワの名を目にした。活動の拠点を欧州に移していたのだろうか。強く印象に残っているのは、パリのガルニエで聴いたラベル作曲「スペインの時」。

あれから20年、その間テレビでドキュメンタリーとかあれば観るぐらい。それと、なぜかファリャの三角帽子(ボストン交響楽団、1977年)に限っては、時々、聴きたくなることがあった。追悼でまた引っぱり出してみよう。

さて、2/5週の六紙社説は、そのほかに、自民党裏金問題、盛山文科相と旧統一教会、能登半島地震の災害ごみ、ガザ支援、北方領土、少子化対策財源などを話題にした。

六紙社説、イシュトヴァン・ケルテス日本の失敗(いずれもサイト内)。小澤征爾さん死去 88歳「世界のオザワ」の訃報に国内外で追悼(2/10)

マーラーの8番、N響#2000

  • 2023/12/26 06:05
  • カテゴリー:音楽

ステージの奥には、およそ180名の合唱団。オケは、ホルン8人、トランペット5人、クラリネットとフルート各々6人ずつ、4台1組のティンパニ2組、ハープ4台など、巨大な編成でステージが埋め尽くされた

NHKラジオの聴き逃しで聞くとそんなことを言っていた。合唱180人ということはオケや独唱加えて総勢で3百数十人だったということだろうか。ならば、「一千人の交響曲」と付すのを止めておけばいいものを。確か作曲家本人もその通称を嫌っていたはず。

N響第2000回定期公演Aプログラム
2023年12月16日(土)開演18時
NHKホール
マーラー/交響曲第8番変ホ長調「一千人の交響曲」
指揮:ファビオ・ルイージ

この2000回定期の選曲は、ファン投票で決められたとか。マーラーの8番、シュミットのオラトリオ「7つの封印の書」、シューマンのオラトリオ「楽園とペリ」の3曲が候補。交響曲第8番もオラトリオみたいなものだから、オラトリオの三択だったわけだ。

N響(サイト内)。第2000回定期公演、マーラー/交響曲第8番変ホ長調「一千人の交響曲」▽N響演奏会(NHK-FM、12/23 16時、12/16収録)、交響曲第8番|Wikipedia

ジャズるクラシック

  • 2023/06/17 06:13
  • カテゴリー:音楽

音を伸ばせる管楽器がない。点で音を綴る。点描的な音の表現がバッハの音楽に合う。ジョン・ルイスが、バッハとモダンジャズカルテットを強く結びつけて色んなアレンジを施した。

ジャズでバッハと言えば、モダンジャズカルテットとスウィングル・シンガーズ、この二つの団体になると思う、と片山杜秀氏が言っていた。

久しぶりに「クラシックの迷宮」を聴いた。お題は「ジャズるクラシック」。ジャズ奏者が演奏するクラシック音楽を集めていた。ブルックナーやマーラーの交響曲をジャズ編成で演奏した例もあった。かなり悪乗りだと思う。演る方も演る方だが、ラジオの番組で採り上げる方も採り上げる方だ。

バッハでジャズ10曲バリサクでバッハBach Transcriptionsエッシャー 視覚の魔術師(いずれもサイト内)。クラシックの迷宮▽ジャズるクラシック(NHK-FM、6/10 19:20-21:00)、The Swingle Singers* / The Modern Jazz Quartet – Place Vendôme|Discogs

室内楽版「大地の歌」

  • 2023/01/30 06:19
  • カテゴリー:音楽

Dunkel ist das Leben, ist der Tod

「生は暗く死もまた暗い」。生と死を逆にして「死は暗く生もまた暗い」の方が適切かもしれない、と、LPの解説にある対訳を眺めたものだ。この曲を耳にする時、一番にそのことを思い出す。交響曲「大地の歌」だ、もちろんマーラー作曲の。

滅多に聴こうと思わない。聴くとしたら、オリジナルのオケ版ではなく、室内楽版に手が伸びる。あのシェーンベルグが書き掛けて放って置いたという版。それを80年代にリーンが加筆補完。弦5、管5、打2、ハルモニウム、ピアノ、14人編成。

Gustav Mahler
Das Lied Von Der Erde
arranged by Arnold Schönberg and Rainer Riehn
Mezzo Soprano - Anna Haase
Tenor - Daniel Sans
Conductor - Nicol Matt
Orchestra - European Chamber Soloists
Total Time: 67:27
Recording: 2006, Ludwigsburg, Germany

手元にこのマット指揮の室内楽版がある。これがいい演奏を聴かせてくれる。指揮者の意図が行き渡って、全楽章、たいへん抑制が効き、きりっと引き締まっている。管弦打はもちろん声楽2人も上手い。特に密やかに歌うメゾソプラノの好演は特筆に値する。

最近、Oxalysというグループによる室内楽版を聴いた。2005年録音。演奏は今一つ。指揮を置かなかったのが敗因か。ほかに、Philippe Herreweghe(1993)盤など、5つ6つ他のCDの情報をweb上で見たけれど、その範囲ではいずれも指揮者あり。YouTubeで観た2例もそう。いかに室内楽とは言え、鍵盤や打楽器を含むこの編成では、指揮者はあった方が良いと判断されるのだろう。

マーラーの4番指揮者レバイン氏死去(いずれもサイト内)

ページ移動

  • ページ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4

ユーティリティ

« 2025年11月 »

- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -

検索

エントリー検索フォーム
キーワード

新着エントリー

いつか、無重力の宙で
2025/11/05 06:19
日本通信SIM、丸3年
2025/11/04 05:55
dynamic debug、E200HA
2025/11/03 05:52
政権への執念
2025/11/02 06:07
新規事業、その後
2025/11/01 05:56
てんやわんや
2025/10/31 06:01
トロント・ブルージェイズ
2025/10/30 05:45
地面師詐欺事件
2025/10/29 06:58
systemd-resolved、E200HA
2025/10/28 06:39
母の待つ里
2025/10/27 06:46

過去ログ

Feed