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キーワード「Linux」の検索結果は以下のとおりです。

yay、E200HA

E200HAにArchを、その13

Arch Linuxのパッケージは手動でアップデートする。pacmanという素敵な名のパッケージ管理マネージャーで、sudo pacman -Syuを実行。実際には、AURヘルパーのyayをインストールしているので入力する文字数は少なく済む。

$ yay

毎日アップデートするのが良いとも言われるけれど、カーネルにはlinux-ltsを選択しているし、そんなに最新最新を追う必要はなかろうと思っている。とは言っても、一週間に一度は更新するようにしている。週末とかに。

が、ちょいちょい忘れる。他機では放置し過ぎて(半年ほど)アップデートできなくなったこともある。これはいけない。以前のlubuntuなら、Update Notifierが、アップデートしなさいよと自動で知らせてくれていた。そこまでお節介は要らない。

忘れるけれど、お節介も要らない。落としどころとしては、前回いつアップデートしたかをパネル(dzen)に、常時、見えるようにしておく。そうしようと考えた。

yay、実際はpacman、には、ログ(/var/log/pacman.log)がある。同じようなことを考える人がいるもので、この一番最後の行の日付を引っぱり出す事例がwebにあった。

$ awk 'END{sub(/\[/,""); print $1}' /var/log/pacman.log

こんな感じで日付を取得できる。が、最後の行がフルにアップデートした日と限らない。実際に以下のような最後の行もあった。これは別の作業。

[2025-06-07T08:12:30+0900] [ALPM] running '30-systemd-update.hook'...

アップデートした時はどんな風になっているだろうか、とログを探ってみると、以下の記載に行き当たった。

[2025-06-06T22:14:23+0900] [PACMAN] starting full system upgrade

これの日付だけ抽出すれば良い。まず"system upgrade"で検索をかけて、ヒットした行の行頭から2文字目以降10文字分だけ引き出す、2025-06-06の部分。

$ awk '/system upgrade/{print substr($0, 2, 10)}' /var/log/pacman.log

これで上手く行く。ただし、アップデートした日は何回もあって数行が出力されて来るので最後の一行、直近の日だけに限定する。例えばパイプで、| tail -n 1、とする。

そんなことをconkyの設定に書き込んでdzen2へ渡すことにした。

E200HAにArchを(サイト内)

Arch Linux - 定期的に行うこと
Arch: Manjaro で「pacman」と「yay」のコマンド操作〈H53〉
[Solved] How to check: when was the system last updated?
Print last matching line?

おくま嘘歌

  • 2025/06/12 06:22
  • カテゴリー:読み物

歩こうとすれば歩けるようにもなったが、高箒で庭を掃いていて石につまずいて転んで、それがもとでまた寝ついた。

主人公の「おくま」は、半年ほど寝込んでやっと回復。やめとけば良いものを庭に出て掃除をする。そういうことをしないではいられなかった。が、転んでまた病床へ逆戻り。

荒川洋治編「昭和の名短編」(中公文庫、2021年)に所収されている、深沢七郎著「おくま嘘歌」(1962年)から。

おくまは、このあと、そんなに日を置かずに死んでしまう。それを読んで、何とも言えない気持ちになった。最近、同じように、庭で転んでまた寝込む話を、身近で聞いたばかりだったので。

近頃、暇があればLinuxで遊んでいる。手段が目的になってしまってあまりよろしくないと思う。それとまた同時に、読み物の数が減っていることも気にしている。旅に出る時ぐらいは道中で読むだろうと、先月、二度の帰省では何冊か図書館で借りて持って出た。この短編集もその一冊。編者の名が目に留まって棚から抜き出した。

荒川洋治(サイト内)。佐多稲子「水」、三島由紀夫「橋づくし」

シャットダウン、E200HA

E200HAにArchを、その12

シャットダウンする時、コマンドラインから、systemctl poweroffと指示する。これはシンボリックリンクされており、poweroffだけでも良い。これぐらい打ち込むのは、そう面倒ではない。

が、もっと簡単に一発でシャットダウンできればなぁと、monsterwmのキーバインディングに設定。以下の2行を各々config.hのしかるべきところへ書き込んだ。

static const char *shutcmd[] = { "systemctl", "poweroff", NULL };
{ MOD1|CONTROL, XK_s, spawn, {.com = shutcmd}},

MOD1は、Altキーとしているので、Alt+Ctrl+s、3つを同時に押すということ。そうすれば所望通り一発でシャットダウンできる。

が、人間は易きに流れる。さらに簡単に、マウスでクリックする方法を導入した。

先日書いたdzen2について調べている折に、クリッカブルエリアを設定できることに気付いた。ArchWikiの項に、「^ca(button, command)Text^ca() を使ってクリック可能領域を定義できます」とある。そこで、

^ca(1, poweroff)Shutdown^ca()

という文字列をconkyからdzenへ渡す。panel(bar)に現れる"Shutdown"を左クリックするだけでシャットダウン。これは簡単だ。1は左クリックのこと。右ならば3。二つを組み合わせてこういうのもできる。

^ca(1, reboot)^ca(3, poweroff)Reboot/ Shutdown^ca()^ca()

つまり、"Reboot/ Shutdown"という文字列を、左でクリックすると再起動、右でクリックすればシャットダウンという具合。

ただし、dzen自体、右クリックで閉じられてしまうので、クリックする箇所が少しずれるとシャットダウンせず、dzenが終わることになる。注意。

E200HAにArchを(サイト内)。Dzen|ArchWiki、dzen/README|GitHub

conky+dzen、E200HA

E200HAにArchを、その11

タイル型ウィンドウマネージャー(wm)であるmonsterwmでは、panelという名の空行があらかじめ確保されている。画面最上段に18ピクセルの幅がデフォルト。ここに以下のような情報を表示することにした。一行で、

2025/6/2 月 21:42 - RAM: 48% (903MB), Bat: 86%, Dropbox: running, Vol: 95%

日時や電池残量など、常時、見えると都合が良い。これを果たすために、conkyとdzen2をインストール。X Window用システムモニターのconkyで集めた情報をdzenへパイプで渡し表示させる。起動のコマンドは、.xinitrcの終わり辺りに書き加えた、

dropbox start -i &
conky | dzen2 -h 18 -bg gainsboro -fg dimgray &
exec monsterwm

淡いグレー(gainsboro)を背景に、濃いグレー(dimgray)の文字という、あまりうるさくない配色を選択。幅は18ピクセル。

一方、conkyの設定ファイルconky.confは以下の内容、

conky.config = {
out_to_x = false,
out_to_console = true,
short_units = true,
update_interval = 3
}

conky.text = [[
${time %Y/%-m/%-d %a %H:%M} - \
RAM: $memperc% ($mem), \
Bat: ${battery_percent BATC}%, \
Dropbox: ${if_running dropbox}running${else}not running!${endif}, \
Vol: ${if_pa_sink_muted}muted${else}${pa_sink_volume}%${endif}
]]

表示する項目は、専ら、conkyが用意しているVariables(変数)を利用。日時やメモリーの状況など、変数を調べて書き並べる。

電池残量は、${battery_percent (num)}で%表示。(num)部分にはバッテリーの名前を入れる。当家のE200HAの場合、調べてみると、BAT0でもBAT1でもなく、BATCだった。

${if_running云々で、dropboxの稼働状況を表示。これは動いているかどうかをシンプルに確認するもので、例えば以下のようにすると、もう少し詳しい状況が判る、

${exec dropbox-cli filestatus | awk '/Dropbox/{ $1 = ""; print }'}

最後に音量。${if_pa_sink_muted云々の部分。pulseaudio音源(pa_sink)がミュートになっている場合にはmutedと表示し、そうでないなら音量を%表示する。

この一行でだいぶ快適になった。何より時刻がすぐ判るのが良い。

E200HAにArchを(サイト内)。ConkyDzen|ArchWiki、Variables|Conky

dzen|github
Color Names
Standalone Dzen2 Statusbar Using Conky
Using Conky to Generate Lemonbar Statusline

touchpad無効化、E200HA

E200HAにArchを、その10

手のひら、親指の付け根辺り、が、タッチパッドに触れて支障が出ること甚だしい。文章入力中の文字変換が滞り、ポインタがあさっての方向へ行ってしまう。

タッチパッドを無効化して、外付けのマウスに切り替えることにした。

無効化は「udev ルールを使って設定するのが最適」とArchWikiのlibinputの項目に記されている。/etc/udev/rules.d/99-libinput-ignore.rulesというファイルを置き、その中で無効にするデバイスを特定すれば良いようだ。

具体的な作業は他のサイトで知った。まず、event番号とやらを調べる。libinputコマンドでデバイスをリストにし、そこからタッチパッド(t ouch pad)の項を抽出。

$ sudo libinput list-devices | grep ouch -A 10

タッチパッド"Asus TouchPad"は、event13、と判る。さらに、その番号から、デバイスについて詳しい情報を以下のコマンドで得る。

$ udevadm info -q all -a /dev/input/event13

ずらっと並ぶ"all possible attributes in the udev rules key format"の内、ここで知りたいのは以下の3行。

SUBSYSTEMS=="input"
ATTRS{id/product}=="0101"
ATTRS{id/vendor}=="0b05"

これら3つを組み入れ、99-libinput-ignore.rulesの内容を以下とする、

ACTION=="add|change", SUBSYSTEMS=="input", ATTRS{id/product}=="0101", ATTRS{id/vendor}=="0b05", ENV{LIBINPUT_IGNORE_DEVICE}="1"

結果、タッチパッドは無効化でき、文字入力はスムーズに進むようになった。

なお、外付けマウスは、先日、内地へ出掛けた折に110円で買った有線タイプ。ここ沖縄ではもうその価格では見かけなくなっていた。

E200HAにArchを(サイト内)。libinput|ArchWiki、Ubuntu 24.04 でタッチパッドを無効にする方法

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