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終りに見た街

お父さんたち、何もかもわかっているような顔をして、日本人がいくら殺されても、日本よりアメリカが正しいようなこと言って、ちっともアメリカを怒らないのが堪らない

主人公らは家族揃って、戦時中の東京へタイムスリップしてしまう。そこでは、B29による空襲が始まっていた。親たちは、どうせこの戦争には負けるのだから、と分別のある行動をとろうとする。が、子供たちは、皆とともに、敵国アメリカと戦おう、と主張する。

山田太一原作、ドラマ「終わりに見た街」から(全4回の最終回)。

その時代にはその時代の最善がある。それを、別の時代に生きる者は、自分の尺度でとやかく言ったりするけれど、よく考えた方が良い。それも、このドラマに込められたメッセージの一つだろう。

西田敏行さん死去失われた兵士たち(いずれもサイト内)。新日曜名作座・選「終りに見た街」(4)(NHKラジオ第1、12/1 19:25-19:55)【原作】山田太一,【出演】西田敏行,竹下景子,【脚色】入山さと子,【音楽】小六禮次郎,【演出】小見山佳典,山村隼之,岩崎進、初回放送2014年4月

5人の現在位置

このあいだ東京で会った友人5人について書いてみよう。

一人は、最初に勤めた会社の同僚。とは言っても同じ職場にいたことはない。私は関西の研究所、あっちは遠く離れた支社。1990年代初頭のネットワーク黎明期に社内BBSを介して親しくなった。その会社を離れた後は、IT系で不定期が長かったようだが、今は、その方面でフルタイム。今回、中華料理のお店を選んでくれていた。

一人は、私が外資系に転職した際に隣の部署にいた担当者。お互いヒラの頃よく飲んだ。その後、事業部長まで登り詰め、ごく最近退職したとか。再雇用の話は断り、まったく別の領域・職種にチャレンジするらしい。今回、銀座の蕎麦屋でお昼から飲んだ。

一人は、私がドイツ駐在時代に知り合った方。外資系の確か執行役員だったが、60歳になる前にあっさり辞めてしまった。複数の言語を流暢に操る、そこを活用して、これまたまったく別の仕事に就いていた。今回は、ご自宅に招いてくれた。美味しいワインの用意あり。その方面にも詳しい。

一人は、私が二度目の転職した先の同志、同じ時期の転職組。斜陽にある事業を復活させるというタフなミッションに二人で取り組んだ。長年、苦楽をともにした。今は、外資系日本法人の社長。今回、神田の粋なお店でおごってもらった。

一人は、小中学校時代の同級生。幼い頃から運動ができ、高校は部活で選んだ。二つほど得意な競技があったはずだが、今は、別の種目のインストラクターをやっている。同窓会のグループLINEでやり取りするようになって一緒に飲むようになった。今回は上野・御徒町あたりでハシゴ酒。

5人の内訳は、男性1人と女性4人。年齢は、3人は私と同世代、2人は少し若い。皆、変化を求め、それを楽しんでいるようだ。

東京、24年11月(サイト内)

マイナ保険証へ移行

読売新聞と産経新聞、両紙の社説は、12/3、揃って、マイナ保険証を採り上げた。

在京六紙では、日本経済新聞の一紙のみマイナ保険証に賛成で、あとの5紙は反対の立場のように思われた。しかし、本格的に動き出してしまった今、宗旨替えしつつあるのかもしれない。2紙の社説にその風が見られる。

読売新聞の「マイナ保険証 政府は混乱防止に力を尽くせ」(12/3)にこうある、「行政がデジタル化を進めることは大切だ」。もう一つ、産経新聞の「マイナ保険証移行 混乱回避へ丁寧な説明を」(12/3)にも、「質の高い医療を安全に提供するために、デジタル化は欠かせない」と。反対派がそんなことを書いたことがあったろうか。

「国民の間には、政府が普及を急ぐあまり対策がおろそかになったという不信感が根強くある」(産12/3)。「生活に重大な影響を与える改革は、関係者の理解を得ながら着実に進めるのが筋だ。政府はそうした努力を蔑ろにしたと言わざるを得ない」(読12/3)。基本的には、以前から、賛同していたけれど、進め方がまずいから、ちょっと苦言を呈していただけと言わんばかりだ。

今後、マイナ保険証を上手く使っていこうよ、と新聞は書くことになるだろうか。いやいや全てがそうとは限らない。東京新聞の社説(11/24)は、「マイナ保険証と憲法」と重々しいタイトルを掲げて、「従来の保険証の復活も視野に入れて、国会で議論を尽くしてはどうか」と提唱する。

web上の記事(12/5)に、的確な喩えが載っていた。昭和初期、電線の敷設が反対されたのと同じことが起こっていると。ランプがあるから電気なんか不要とか、長い電柱が邪魔とか言って反対していた人も、後々、電気の普及によって、より良い生活を享受した。マイナ保険証も、その利便性や必要性は将来にならないと判らない。次世代が「将来的に高いレベルの医療を受けるためには、今ある医療情報をどんどん使って医療を発展させていかなければなりません。他国の医療DXが進み医療レベルがどんどん向上していき、日本が医療後進国となってから後悔しても手遅れです」。

さて、12/2週の六紙社説は、そのほかに、維新の新代表に吉村氏、トランプ関税、セブン買収提案、サイバー防衛、年収の壁撤廃論議、プラごみ条約、国会の代表質問、韓国大統領が戒厳令、SNSと子ども、補正予算審議、自民党と企業献金、フランス内閣総辞職、などを話題にした。

六紙社説、マイナカード、混乱の先に(いずれもサイト内)。誰も説明できない「マイナ保険証はなぜ必要か?」、それでも必要だと断言するワケ(12/5)

クラリスロマイシン

耳鼻科医は、アモキシシリンに替えて、マクロライド系のクラリスロマイシンを処方してくれた。

その薬剤は、既に特許が失効し、複数社によって後発品が販売されている。いずれも一般名のクラリスロマイシンをその名に冠する。今回、薬局で受け取ったのも後発品だった。

過去、二度ほどこの薬を処方してもらったことがある。最初は1990年代の後半、特許はまだ切れておらず、大正製薬の先発品しかない。そのブランド名はクラリスだった。

クラリスか。その薬を受け取った時に、映画の登場人物二人のことを思い出していた。

一人は、「ルパン三世 カリオストロの城」(1979年)のヒロイン、カリオストロ公国の姫君クラリス。伯爵(石田太郎)が「クラリス」と呼ぶその野太い声が耳に残っている。

もう一人は、「羊たちの沈黙」(1991年)の主人公、クラリス・スターリング。扮するのはジョディ・フォスター。この映画では、元精神科医の囚人レクター博士が「クラリス」と呼び掛ける、その声が印象深い。レクター博士役は、アンソニー・ホプキンス。

この度、クラリスロマイシンを処方されて、二つの映画をまた観たくなった。

薬疹映画十選羊たちの沈黙(いずれもサイト内)

中東情勢とトランプ政権

イーロン・マスク氏が、イランの国連代表部トップと会談した、とニューヨークタイムズ紙が伝えた。マスク氏の右腕、オミード・アフチャールという人物は、イラン系のエンジニアであることを思うと、この会談は決して偶然ではないだろう。

高橋和夫氏(放送大学名誉教授)が、NHKのラジオ番組でそんな話をしていた。

マスク氏は、米次期大統領トランプ氏に一番近いと考えられている人。その彼がイラン大使と会うということは、トランプ政権がイランとの交渉を望んでいるということだ。

今後の中東情勢はどうなって行くのか。米国はどう関与して行こうとしているのか。

高橋和夫(サイト内)。「イスラエル・レバノン停戦合意の背景」高橋和夫(放送大学名誉教授)▽けさの“聞きたい”(マイあさ!、NHKラジオ第一、12/5 7時台)、イスラエルとヒズボラ 停戦発効1週間 合意守られるか依然焦点(12/4)

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