クラリスロマイシン
- 2024/12/07 05:55
- カテゴリー:沖縄・暮らし
耳鼻科医は、アモキシシリンに替えて、マクロライド系のクラリスロマイシンを処方してくれた。
その薬剤は、既に特許が失効し、複数社によって後発品が販売されている。いずれも一般名のクラリスロマイシンをその名に冠する。今回、薬局で受け取ったのも後発品だった。
過去、二度ほどこの薬を処方してもらったことがある。最初は1990年代の後半、特許はまだ切れておらず、大正製薬の先発品しかない。そのブランド名はクラリスだった。
クラリスか。その薬を受け取った時に、映画の登場人物二人のことを思い出していた。
一人は、「ルパン三世 カリオストロの城」(1979年)のヒロイン、カリオストロ公国の姫君クラリス。伯爵(石田太郎)が「クラリス」と呼ぶその野太い声が耳に残っている。
もう一人は、「羊たちの沈黙」(1991年)の主人公、クラリス・スターリング。扮するのはジョディ・フォスター。この映画では、元精神科医の囚人レクター博士が「クラリス」と呼び掛ける、その声が印象深い。レクター博士役は、アンソニー・ホプキンス。
この度、クラリスロマイシンを処方されて、二つの映画をまた観たくなった。