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キーワード「足立巻一」の検索結果は以下のとおりです。

やちまた

  • 2018/10/11 06:51
  • カテゴリー:読み物

子孫のかたもご存じなのはおじいさんの代まででした。まあ、人はだれしもそうでございましょう。たかだか二百年足らず昔のことでも、墓さえわからなくなってしまいます

足立巻一著「やちまた」(河出書房新社、90年、新装版)から(下巻p316)。この大部な上下二巻を通して読むのは十年ぶりだろうか。今回、一週間ほどかけて丁寧に読んだ。だいぶ前に古書店で見た単行本では、写真が豊富に掲載されていた。著者のあとがきにも写真の提供者が紹介されているので間違いない。図書館に予約を入れる際、蔵書は単行本だと判ったので、あの写真が見られるなと楽しみにした。が、この新装版は、文庫本と同じく、写真のページは一切ない。

# 鹵簿、夙に、圭角、諺文、糟糠、忝い、四時、羈絆、題簽、殷賑、慷慨、義門「さし出の磯」、あれゆのち生まれむ人は古ことのあがはり道に草なおほしそ

日本問答

だいたい日本建築の垂木や桟や庇や欄間なども、構造のことだけを言えば、あんなに過剰で込み入ったことをしなくてもいい。非合理といえば非合理。けれども、ああいうズレとか偶然の重なりだとかパッチワークみたいなものが、新しい価値が生まれる転換点になっている例が、日本にはものすごくたくさんあるんです。

田中優子、松岡正剛両氏による対談集「日本問答」(岩波新書、17年)から(p266)。この対談、情報量の多さに驚く。お二人は、果たして、そらでしゃべっているんだろうか。席を外して、「国家」という言葉が登場するのは十七条の憲法が最初だったことを確認して来る場面があるので(p83)、大半は、そらでしゃべっているとは思うのだが。

国学の話が出て来る。p178 あたり。であれば、千夜千冊で足立巻一を採り上げているに違いない、とサイト内検索をしたのだった。一つ前の記事参照。

1263夜『やちまた』

  • 2018/09/10 21:54
  • カテゴリー:読み物

ぼくは参った。こんな驚くべきものが書かれていたとは、なんということだろうと感服せざるをえなかった。しかもそれを、たんに『やちまた』などと名付けて(こんなわかりくいタイトルにして)、平気でいるのにも打ちのめされた。

1263夜『やちまた』足立巻一|松岡正剛の千夜千冊(2008年09月25日)から。この書評サイトが足立巻一を採り上げていることを見落としていた。

松岡氏が書いているのを見て、また読みたくなった。評伝三部作をまとめて読もうと思う。「虹滅記」は常に身近に置いている。「やちまた」(上・下)と「夕暮れに苺を植えて」は、引っ越しに際し処分してしまったけれど、最寄り市立図書館が蔵書していることは確認済み。予約を入れておこう。

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