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キーワード「六紙」の検索結果は以下のとおりです。

緊急事態宣言再び

きのう(1/5)六紙は一斉に社説に書いた。左の3紙は、タイトルで訴える、「速やかに」、「明確」に、そして「誠実」にと。

  • 宣言再発出へ 対策の全体像速やかに(朝日)
  • 首相が緊急事態宣言へ もっと明確なメッセージを(毎日)
  • 心に響く誠実な言葉で 緊急事態再宣言へ(東京)
  • 緊急事態宣言へ 危機感の共有で感染症抑えよ(読売)
  • 緊急宣言発令へ 「一点突破」では不十分だ(産経)
  • 緊急事態宣言で急所つく感染防止策を(日経)

他3紙の意見を見てみよう。まず、アクセル派の日経でさえ「ある程度ブレーキをかけて」と書いているのが目を引く。「感染拡大の温床となりやすい飲食店の営業短縮を徹底するなど、的を絞った対策が効果的」(日経)。いやいやそれでは甘い、「限定的、集中的な対策だけでは、短期間に新型コロナウイルスを抑え込むことはできないことを、これまでの経験から認識する必要がある」(産経)。「菅政権の感染症対策は後手に回ってきた。専門家と意思疎通を重ね、迅速な対応を心がけ」よ(読売)。また後手に回るんじゃないか、大いに心配だ。

年末年始の社説

六紙は、元日の社説で、今年をそして将来を展望した。朝日(1/1)がその中で長崎原爆資料館のメッセージを紹介している。

核兵器、環境問題、新型コロナという「世界規模の問題」を三つ挙げ、それらに「立ち向かう時に必要なこと その根っこは、同じだと思います」と語りかける。すなわち「自分が当事者だと自覚すること。人を思いやること。結末を想像すること。そして行動に移すこと」。

  • 核・気候・コロナ 文明への問いの波頭に立つ(朝日、1/1)
  • 臨む'21 コロナ下の民主政治 再生の可能性にかける時(毎日、1/1)
  • コロナ港から船が出る 年のはじめに考える(東京、1/1)
  • 平和で活力ある社会築きたい(読売、1/1)
  • 【年のはじめに】中国共産党をもう助けるな 論説委員長(産経、1/1)
  • 2021年を再起動の年にしよう(日経、1/1)

年末には、各紙、2020年の一年を振り返った。一つのタイトルに民主主義の文字が登場する。年末年始とも、いくつかの本文にも出て来る。以下の引用は、東京(12/30)から。

民主主義は完璧な政治制度などではなく、ほかの制度に比べて、少しましなだけかもしれません。だからこそ、不断の努力で民主主義を磨き、守り抜かねばならないのです。

  • 2020回顧・日本 社会が根底から揺らいだ1年(読売、12/22)
  • 2020回顧・世界 感染症が対立と分断を深めた(読売、12/23)
  • 民主主義はありますか 年の終わりに考える(東京、12/30)
  • 回顧2020 新型コロナに明け暮れた 克服への新たな戦いに臨め(産経、12/30)
  • 「1強」の終わり 危機に立ちすくむ強権政治(朝日、12/31)
  • 日本政治 この1年 異論を封じる手法の限界(毎日、12/31)
  • 企業は持続した株高生む変革と挑戦を(日経、12/31)

# 噴き出す疑惑/「桜」も「卵」も解明はこれから(赤旗、12/31)「買収資金の出どころ」、今年は歴史に残る失政の年(政界地獄耳、12/31)「2人の首相のおかげ」

Re:「桜」前首相不起訴か

事務所のマネージができない人が、どうして国のマネージができたんだ

一昨日の「伊集院光とらじおとニュースと」(TBSラジオ、12/24 9時台)から。解説者は軽部謙介氏。

以下は、六紙の社説。記者会見と国会での弁明に関して各紙きのう今日連日書いた。不愉快になることを覚悟して全部にざっと目を通したところ、25日の毎日と東京が、この度の不起訴に関連して検察審査会のことに触れていた。

  • 「桜」刑事処分 政治責任は極めて重い(朝日、12/25)
  • 「桜」で安倍氏不起訴 秘書の責任では済まない(毎日、12/25)
  • 安倍氏不起訴 捜査は尽くされたのか(東京、12/25)
  • 安倍氏不起訴 不誠実な答弁の責任は重い(読売、12/25)
  • 安倍氏秘書を起訴 政治家として責任は重い(産経、12/25)
  • 安倍氏の道義的責任は重い(日経、12/26)
  • 安倍氏の弁明 やはり喚問しかない(朝日、12/26)
  • 安倍氏の国会説明 証人喚問で解明が必要だ(毎日、12/26)
  • 安倍氏虚偽答弁 修正だけでは済まない(東京、12/26)
  • 安倍氏答弁 国会軽視が重大な事態招いた(読売、12/26)
  • 安倍氏国会で陳謝 疑惑払拭し負託に応えよ(産経、12/26)

「不誠実な答弁で、国会審議をやり過ごそうという姿勢」(読売、12/26)、票を集めるための利益供与ではないと言うが「これを額面通りに受け止める有権者がどれほどいるだろうか」(産経、12/26)。「親」のはずの二紙さえ突き放す、首相の椅子を降りればただの人だとばかりに。

「桜」前首相不起訴か(サイト内)。安倍前首相公設第1秘書を略式命令 安倍氏は不起訴 東京地検(12/24)。黒川元検事長に起訴相当議決 賭けマージャン問題で 検察審査会(12/24)

検証尖閣問題

  • 2020/12/25 06:19
  • カテゴリー:読み物

背景には、自衛隊は中国軍に勝てるという日本人の思い込みがある。

日本のイージス艦は優秀なんだろうけれど、一度、軍事紛争が起これば、海軍どうしが戦うだけでは済まない。戦闘機がやって来る、ミサイルが飛んで来る。引用は、孫崎享編著「検証尖閣問題」(岩波書店、12年)から(p45)。以前に書いたように、中国の中距離ミサイルは、航行中の船舶を精密に攻撃できる。それに比べれば、自衛隊の基地や在日米軍の滑走路を標的にすることはそう難しことではない。

尖閣問題が話題になった日中外相会談に関して政府やメディア双方が弱腰云々と先月ここに書いた。果たして弱腰と決めつけて良いものなのだろうか。そう考え直した理由は、尖閣問題は棚上げにすると日中政府間で合意した、そんな話があったことを思い出したからだ。六紙の社説(11/26-28)を読み返してみたがいずれもその合意には触れていない。ただ、中国の外相「王氏は事態を複雑化させる行動を双方が避けるように求めた」(毎日、11/26)は、中国が日本に対して棚上げを守るよう要請していると読める。日本政府やメディアはもちろん棚上げの合意を忘れてはいないだろう。それを無視して強気に出たいところだがそこまで破廉恥になれない。それが弱腰に見える原因ではないのか。あらためて日本政府の見解や、web上の様々な情報、そしてこの孫崎享編著「検証尖閣問題」などを読んでみた。

どうも情報が操作されているニオいがする。政府やメディアの言い分に惑わされないように留意したい。ここでは、気掛かりな点をいくつか並べるに留めておこう。1) 本件の大前提として、ポツダム宣言や、カイロ宣言、サンフランシスコ条約はどのように理解されているのか。2) 本件に中立であるはずの米国、バイデン新政権含む、が尖閣諸島も日米安保条約第5条の対象であると時々言う意図は何か。3) もし本件で日中の軍事紛争となった時、日本は、増強著しい中国軍とどう戦うのか。4) 米軍はすぐに参戦して来るのか。この最後の二点を慎重に精査する必要がある。さらに加えると、5) 周恩来首相と鄧小平副首相が提言し、田中角栄首相と園田直外相が同意した棚上げは今もその精神が生きているのか。6) 日本による国有化の宣言(12年)はその合意にどう影響したか。7) 日経の社説(11/27)にあった「真相不明の日本漁船」とはいったい何なのか。そして、8) 日本政府は軍事衝突を避けるためにどのような外交努力を展開しているのか。

尖閣問題、日中外相会談二つのミサイル(いずれもサイト内)。尖閣諸島についての基本見解|外務省。尖閣付近の「正体不明の漁船」とは何か。メディアが中国外相発言を追求しない理由

税制改正と格差是正

税制の根本原則は公平性にある。政府・与党は公平な徴税環境を整え、無駄なく予算を配分する責任を持つ。ただ同時に税制を利用して苦境に直面した人々や企業を支援したり、産業育成につなげる工夫を行う義務も担っている。今回の大綱は小幅な改正でお茶を濁した感が強く新たなアイデアが不足している。

東京新聞の社説「与党税制大綱 力強さ欠く小幅改正だ」(12/11)から。果たして国家による再配分は上手く機能しているのだろうか。左も右もそれを懸念しているようだ。3紙の社説タイトルに格差是正の言葉が使われている。

  • 税制改正と暮らし 格差是正の議論が足りぬ(毎日、12/3)
  • 税制改正大綱 格差の是正を忘れるな(朝日、12/11)
  • 与党税制大綱 力強さ欠く小幅改正だ(東京、12/11)
  • 税制改正大綱 企業を積極投資に転換させよ(読売、12/11)
  • 税制改正大綱 格差是正の議論を始めよ(産経、12/11)
  • 脱炭素やデジタル化を税制でも支えよ(日経、12/12)

六紙の社説が同じ題材で出揃う。今朝(12/12)それが3件あった。もう一つは、高齢者の医療費負担増。日経は11月にも書いている。その折のタイトルは「75歳以上は窓口負担原則2割を明記せよ」(11/1)。年寄りからもっと絞り取れと。

  • 75歳以上の窓口2割負担、範囲を極力広く(日経、12/1)
  • 高齢者の医療費 負担議論は避けられぬ(東京、12/3)
  • 75歳以上の医療費 「選挙にらみ」が目に余る(毎日、12/10)
  • 高齢者の医療負担 引き上げの着実な実施を(産経、12/11)
  • 75歳医療費 本格的な改革の一歩に(朝日、12/12)
  • 高齢者医療負担 持続可能な制度への第一歩だ(読売、12/12)

それと、はやぶさ2。この題材で6つ揃うのは意外な感じがする。

  • はやぶさ2帰還 強みを生かし、着実に(朝日、12/7)
  • はやぶさ2帰還 世界に誇る探査技術を磨け(読売、12/7)
  • はやぶさ2 「挑戦」の大切さを学ぼう(産経、12/8)
  • 応用範囲広いはやぶさの技術(日経、12/8)
  • はやぶさ2帰還 天体衝突から地球守れ(東京、12/9)
  • はやぶさ2の帰還 人材育てる挑戦続けたい(毎日、12/12)

日本人というリスク(サイト内)

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