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キーワード「六紙」の検索結果は以下のとおりです。

岸田首相所信表明

きのう(10/9)、六紙社説は一斉にこの件を書いた。その演説は、あまりぱっとしなかったのか、6本のタイトルには、各紙の不満(意見)が見て取れる。

「中国問題を正面から語れ」(産経)。外交安保での最大の懸念は北と中国だ。北の脅威については述べるのに、なぜ、中国には気遣いする。

「成長と分配の具体策が肝心だ」(読売)。安倍政権では、成長戦略は頓挫し、分配も不完全だった。成長と分配を経済政策のメインに据えるなら、具体策を明示せよ。

「ビジョンの中身にもっと踏みこめ」(日経)。総裁選で言っていたことを並べているだけだ。施策が薄っぺら。特に、財源や規制改革への踏み込みが足りない。

「転換への踏み込み足りぬ」(毎日)。安倍菅路線からの転換を明確に言わなかったじゃないか。ここでも踏み込み不足。

「信頼と共感 遠い道のり」(朝日)。政治とカネの問題に一言も触れず、信頼回復などできるのかね。

「民主主義の再生 首相の覚悟が見えない」(東京)。民主主義の危機、その言葉が消えた。総裁選であれだけ強調していたのに。方便だったのか。本気じゃないのか。

10/4週、六紙社説は、岸田政権発足のほかに、真鍋氏にノーベル物理学賞、二刀流大谷選手の一年、連合新体制、トヨタ不正車検、日大理事逮捕、東京震度5強などを話題にした。

次期総裁と米国の都合自民新総裁に岸田氏(いずれもサイト内)

横綱白鵬が引退へ

白鵬が現役を引退する。六紙社説では日経を除く5紙がこの話題を採り上げ、大横綱の功労を称えている。それとともに、角界に問う。スター力士が土俵を去って大丈夫なのか、次世代を担う有望な若手力士は育っているのかと。

ざっと読み通して二点ほど思うことがあった。

白鵬称賛の声に、「巨漢力士の大味なぶつかり合いが多かった時代に、柔軟な体を生かした速くて多彩な技」(朝日)や、「四股・テッポウなどの基本を徹底する姿勢」(読売)がある。真のライバルと期待された「稀勢の里もけがに泣いた」(東京)ともある。これらの記述から、太り過ぎ、稽古不足、けが、その悪循環にはまり込み、成績を上げられない力士が少なくないことが容易に類推できる。

大相撲は、「相撲道の伝統や精神」(読売)を謳いながらも、「懸賞や観客」(東京)を前提とする興行に過ぎない。興行なのだから客を喜ばせようと、例えばプロレスのように勝負を演出しようものなら「八百長」(毎日)と激しく咎められる。かち上げや「けんか腰の張り手」(産経)など荒々しい取り口は、ルール違反でもないのに批判され、「万歳や三本締め」(同)は神事にそぐわないと叱責される。「女人禁制」(朝日)の件はうやむやか。中途半端と言うか、説明が足りていないと言うか、時代に即していないと言うか、もやもやしたものが漂っている。

9/27wの六紙社説は、白鵬引退のほかに、中台TPP加入申請や、自民新総裁に岸田氏、部落地名裁判、大阪3歳児殺害、北の極超音速ミサイル、緊急事態全面解除、デジタル庁接待、三菱電機不正、眞子さまご結婚などを題材にした。

休場続出、19年九州場所(サイト内)。私も随分白鵬の言動には苦言を呈してきたが…立派な部屋と力士をつくってくれ|北の富士コラム特別編

自民新総裁に岸田氏

今朝、六紙社説は一斉に自民総裁選の結果を採り上げた。6本のタイトルを見てみよう。

そこには安倍・菅政権への批判がある(経朝読産)。新政権への期待の表れか。曰く、国民の声に耳を傾けず、国民からの信頼を失った、安定しない(=行き詰まって投げ出す)政権だった。国民を守り抜くようには見えない節もあった。

次の政権は、そのような、安倍・菅路線から脱却を図るべき、と意見する(毎)。

タイトルに「永田町の論理」も登場する。今回の総裁選もやはり、国民の思いとはかけ離れた、その論理で選ばれたのではないか、と問うている(東)。

次期総裁と米国の都合自民総裁選告示(いずれもサイト内)

次期総裁と米国の都合

バイデン米大統領は、21日、国連総会の一般討論演説で、アフガニスタンからインド太平洋に焦点を移すと述べ「中国への対抗に注力する姿勢を示した」。9/23の産経新聞の主張(社説)から。

この姿勢と、日本の首相交代とは無関係ではなさそうだ。米国がアフガニスタンで戦っている頃、安倍政権は自衛隊が海外で展開できるよう奔走した。米国からの求めに応じたのだろう。4月にアフガニスタンからの撤退が表明される。次は中国だ。日本は中国対抗の先鋒を期待されたはずだ。にもかかわらず、菅首相は、G7(6月)から帰国して、対中包囲網なんか作らないと言い放ち、党の幹事長には、依然、親中派の二階氏を据えたままだった。挙句に、この二人はおろされることになった。米国の怒りをかった風に見える。

二階氏は、G7の頃に、対中包囲網構想の議連を立ち上げた。それも最高顧問に安倍氏を頂くという念の入れようだった。が、その取り繕いも間に合わなかったのだろう。米国の目は誤魔化せなかった。

二階おろしを逸早く唱えた岸田氏はこの辺りの事情に明るいようだ。米国の意向を無視しては総理総裁にはなれないと。米国にとって都合の良くないリーダー、例えば細川、鳩山、福田各氏、の政権が短命に終わったことは、当然、学習済みだろう。岸田氏だけでなく総裁候補皆、米国の顔色を窺っている。なにせ沖縄の基地問題が「しっかり語られていない」(朝日新聞の社説、9/21)のだから。ちゃんと弁えている。

判らないことがある。菅氏は、長きに渡る内閣官房長官時代、米国の圧力から逃れられないことを痛いほど知ったはずだ。今回なぜ背いたのか。それと、米国による日本のリーダーおろしはどういう手順でなされるのか。国務長官から電話でもかかって来るのか、外務官僚が機敏に対処するのか、それとも、何らかの形で世論を操作するのか。日本の主要メディアはどこも教えてくれない。

9/20週の六紙社説では、バイデン氏演説や、ロシア下院選、自民総裁選の論点、中国TPP加入申請、みずほに改善命令、恒大集団経営危機などが話題になっている。明日あさって、おそらくQuad首脳会談の件が出るだろう。

自民総裁選告示本土の人間は知らない(サイト内)。バイデン氏演説 対中包囲網を機能させよ(産経、9/23)、菅首相記者会見詳報(9完)「対中包囲網なんか私ども作りませんから」(6/17)、二階氏主導「中国包囲網」議連に岸田氏「興味深い」(6/8)、自民党総裁選 外交の知恵を競い合え(朝日、9/21)、アメリカ政府に「最も都合のいい」次期総裁は誰か(9/22)

自民総裁選告示

9/18、六紙社説のタイトルに自民総裁選告示の文字が並んだ。東京新聞は「自民党総裁選 安倍・菅政治の総括から」と掲げ、「国民を長くないがしろにした」安倍・菅政治をまず総括せよと総裁候補に求めている。

他紙も両政権の政治について言及している。「アベノミクスを経てもなお低成長から抜け出せない」(産経)、政治とカネの問題など「不祥事が相次いだ」「コミュニケーションを十分にとれない」(日経)、「人事権を振りかざす強権的な政治手法」(毎日)、そして「負の遺産」(朝日)と、評判は甚だよろしくない。

読売は、「安倍政権は8年近く続き、菅政権はその基本政策を継承した。総裁候補は、憲法や経済、外交・安全保障など国の根幹に関わる政策について、大きな方向性を示し、議論を掘り下げる必要がある」と一段落で書く。微妙なところだが少なくとも誉めてはいない。安倍・菅政治は、最早、通用しない、と読むのが順当だろうか。

誉め言葉がまったく出て来ない安倍・菅政治に対してどんな議論がなされるだろう。候補者の皆さんには、両政権をリードして来た安倍元総理や麻生副総理らを「おもんぱかる発言や動き」(東京)が相次いでいるようで、総括や議論は結局お座成りにされてしまうのかもしれない。

この6本の中で3紙が、外交・安全保障を総裁選の論点としてあげている(東読産)。とりわけ産経は、「同盟国の米国」との連携の必要性を説き、外交安保をめぐる「グランドデザインとそれを実現する政策を語るときである」と謳っている。あたかも総裁選での最重要な論点と言わんばかりに。

9/13週の六紙社説では、そのほかに、北朝鮮の巡航ミサイルや、在沖米軍の汚染水放出、藤井棋士三冠に、米英豪安保枠組み、アップルの課金ルール、町田小6女児自殺、タリバン支配一か月、中国TPP加盟申請などが話題になった。

六紙社説(サイト内)

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