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キーワード「ベートーベン」の検索結果は以下のとおりです。

名指揮者たちのマーラー

  • 2025/02/24 06:40
  • カテゴリー:音楽

第1番はまだまだだが、番号を重ねるに従って、その人ならではの作風が形づくられて来る。ベートーベンが典型だろう。しかしマーラーの場合は、10曲ほどある交響曲はどれも既にマーラーであり、どれが最初でどれが最後かもわからない。

そんな話を聞いたことがある。誉め言葉かもしれない。さすがマーラー、初めから自身の作風を確立していたんだな、と。もしくは、同じような曲ばかりいくつも書いて、大いなる無駄だ、というアンチ・マーラーの悪口かもしれない。

先週、NHK-FMのベストオブクラシックは、「名指揮者たちのマーラー」と題してその作曲家の交響曲を、連夜、放送した。ラインナップは以下、

第1番 ヤープ・ファン・ズヴェーデン指揮、フランス放送フィルハーモニー管。第3番 サイモン・ラトル指揮、ヴェルビエ祝祭管。第5番 アダム・フィッシャー指揮、ベルリン放響。そして、第8番 クリスティアン・ティーレマン指揮、ドレスデン国立歌劇場管。

この内、1番と5番を続けて聴いた、木製パズル(#46)全48ピースの塗装をやりながら。

まず第1番。オケはよく統制されている。それに瑞々しい演奏だ。度々、作業の手を止めてしばし聴き入った。指揮者ズヴェーデン、覚えておこう。続いては5番、こちらは凡庸で可もなく不可もなし。同じ日のハイドンは冴えていたのだが。

マーラー(サイト内)。名指揮者たちのマーラー▽ベストオブクラシック、(1)バイオリン協奏曲(ジョン・アダムズ)、交響曲第1番(マーラー)【演奏】フランス放送フィルハーモニー管弦楽団、ヤープ・ファン・ズヴェーデン指揮【収録】2023年11月17日、ラジオ・フランス放送センター、オーディトリウム(仏パリ)(NHK-FM、2/17 19時半)、(3)交響曲第49番(ハイドン)、交響曲第5番(マーラー)【演奏】ベルリン放送交響楽団、アダム・フィッシャー指揮【収録】2024年11月9日、コンツェルトハウス(独ベルリン)(NHK-FM、2/19 19時半)、【案内】高山久美子

クライバーの4番と7番

  • 2024/11/23 08:18
  • カテゴリー:音楽

4番、これは、若い指揮者にとって、たいへん難しい。ベートーベン・マジックの塊。運命や7番のようにキャッチーじゃない。ものすごい神秘的な、けれどジェットコースターに乗ってるみたいな

番組の冒頭、佐渡裕氏がそんな話をしていた。

カルロス・クライバーが振るベートーベンの4番と7番。没後20年を記念し、歴史的名演奏を高精細な4K画質にレストアしたのだとか。オケはコンセルトヘボウ管。1983年収録。

これ、残念ながら録画は持ってない。かつて一度テレビで観たことがある。そうそう、クライバーが妙な仕草を見せるのはこの演奏だ。7番の終楽章。指揮棒を振りながら左手を耳の辺りへ持って行く。さらに、10秒ほど後、首をかしげる。この放送だと、77分29秒と同41秒あたり。管楽器の誰かが音を外しでもしたのだろうか、それも二度も。何回か聴き直してみたけれど原因は判らなかった。

ベートーベン作品60ベートーベン十選朝比奈のベト4交響曲十選(いずれもサイト内)。アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団演奏会、ベートーベン作曲、交響曲第4番変ロ長調 作品60、第7番イ長調 作品92、カルロス・クライバー指揮、収録:1983年10月20日 アムステルダム・コンセルトヘボウ(NHK-Eテレ、11/9 14:00-15:25)【案内】ヤマザキマリ、佐渡裕

ご趣味は?

  • 2024/10/10 04:54
  • カテゴリー:音楽

イギリス人の同僚と趣味について話したことがある。

彼と、いわゆるクラシック音楽についてよく語り合った。昼飯を一緒に食べようと出かけた折に、たまたまモーツアルトのピアノ協奏曲19番が流れていて、好きな曲だと私が言ったのがきっかけだった。東の果ての人たちもヨーロッパの音楽を聴くんだな、なんて本気なのか冗談なのか判らないことを言っていたけれど、私が楽器を吹くことも知って俄然色んな話をするようになった。

ロンドンに住んでいた頃は、2つのオケの定期会員だったとか。一つは確かフィルハーモニア管と言ったように思う。ドイツへ引っ越して来てからは、暇を見付けてはオペラハウスに通うようになったらしい。好みのジャンルは広い。バロックから20世紀まで。ただし調のない現代音楽は聴かない。編成は器楽曲から管弦楽曲やオペラまで。

ベートーベンから、ブラームス、マーラーという交響曲の系譜は、彼が好きな話題。ブラ2とマラ5の共通点を熱心に語っていたことを覚えている。それとブラームスの室内楽。六重奏曲の素晴らしさを繰り返し聞かされた。彼に教えられたことは少なくない。

当然、音楽を聴くことが趣味なんだろ、と訊ねたことがあった。こちらが用いたホビーという単語に彼は反応した。音楽を聴くことはホビーではない、と。

隣の部署のウォルフガングが自宅をこつこつ作ってるだろう、ああいうのがホビーだ。それとか研究部門のアンドレアスは根っからの共産主義者。あれもホビー。おまえ(私)の楽器もそう。自分は確かに時間があれば好んで音楽を聴くけれど、それはホビーじゃない、生活の一部と言うべきだろうか。単なる知識。そんな答えが返って来た。

日本語の趣味と、イギリス人の言うホビーは、意味が完全に一致していない。彼らに趣味はなんなのと気軽に訊ねるには、暇な時に何してるの、ぐらいの質問が良いようだ。

多発する山岳遭難バイエル教則本にわかサッカー観戦者(いずれもサイト内)

Vcソナタ第1番ホ短調

  • 2024/03/21 06:04
  • カテゴリー:音楽

番組表にペレーニの名があったので聴いてみた。ベートーベンのソナタ第4番に続いてはブラームスの1番。

ブラームス作曲
チェロ・ソナタ第1番ホ短調作品38
ミクローシュ・ペレ―ニ(チェロ)
デーネシュ・ヴァーリョン(ピアノ)
(26分21秒)
収録、2023年7月22日
Auditori Pau Casals El Vendrell

この曲の良し悪しは、とにかく第一楽章の冒頭にかかっている、そう思う。ペレーニは奥深くはかり知れないこの旋律を、これ以上ないほどに、上手く弾いている。ぐいぐい引っぱられるように最後まで聴き通すことになった、あっと言う間に。冒頭がつまらなくて聴くのを止めてしまう場合が少なくないのだけれど。

大学オケのチェロの先輩がこの曲をよく練習していた。楽譜を見せてもらってファゴットで吹いてみるのだけれど、どうも滑稽になってしまって、残念ながら、ブラームスの深みのある音楽には近付くことができなかった。

ペレーニのベートーベンチェロ協奏曲第1番(いずれもサイト内)。円熟の響き(4)ミクローシュ・ペレーニ(チェロ)▽ベストオブクラシック(NHK-FM、3/14 19時半)

「街の歌」など

  • 2024/03/20 06:05
  • カテゴリー:音楽

トリオ・エクリプス▽ベストオブクラシックは、当初2/13に放送予定だったが、小澤征爾追悼番組が入ったため延期された。それが、3/18に放送された。

曲目は、ベートーベンの三重奏曲「街の歌」や、ブラームスのクラリネット三重奏曲イ短調などだったようだ。

「街の歌」が好きなので、らじる★らじるの聴き逃しで聴こうと思う。

「小澤征爾をしのんで」(サイト内)。管楽器アンサンブル(1)トリオ・エクリプス▽ベストオブクラシック(NHK-FM、3/18 19時半)収録:2019年8月29日、聖ルカ教会(スイス、ルツェルン)

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