努力論
- 2021/10/29 06:25
- カテゴリー:読み物
勉強や仕事がうまく行こうが行くまいが、毎日、自分がなすべきことをこつこつと平気な顔でこなしていく人が、じつは一番偉いのである。嬉しい、つらいという主観を超越し、平然と事が行えるようになったとき、そこに三昧の境地があり、悟りがある。
この箇所を読み、「蝦夷地別件」に登場する僧侶洗元のことを再び思った。引用は、斎藤兆史著「努力論」(ちくま新書、2007年)から(p115)。
升田幸三の「陣屋事件」など、棋士のエピソードがいくつか紹介される。余談として真剣師の小池重明も登場する、賭け将棋指しだ。