トイレでの気付き
- 2025/02/25 05:59
- カテゴリー:沖縄・暮らし
来た時よりも美しく
図面をプリントアウトするために時々立ち寄るコンビニ、そこのトイレでそんな貼り紙を見た。以前にはなかったような気がする。マナーの悪い利用客が増えているのだろうか。
随分昔その言葉を見たことを思い出した。まだ社会に出る前、何度もお世話になったお寺の宿坊にそれはあった。今も、公共の場や職場など共用スペースを使ったりする時に、来た時よりも美しく、と頭に浮かぶ。それは、あの墨書きされた言葉が、心の奥底に染みついているからなのだろう。
昨年だったと思う。そのコンビニのトイレには床に排水口があって、その金属製の蓋からヒントを得たことがあった。ある方のリクエストに応じて、スピーカーのエンクロージャづくりを進めていたのだけれど(#18)、正面グリルの意匠をどうするか考えあぐねていた。木工教室へ行く途中そのトイレに立ち寄り、排水口の蓋を見て、デザインをまとめることができた。
トイレで何かを思い出したり気付いたりする。別に意外なことではないのだろう。古くより三上と言われる。その一つ厠上もアイデアを得るところ。
# 梅雨明け、2024年(サイト内)、「春夏冬二升五合」、F02710H0、欧陽脩「帰田録」