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キーワード「生霊」の検索結果は以下のとおりです。

生霊

  • 2019/09/18 20:42
  • カテゴリー:読み物

迎火を跨いで入って来るものがあると、どんな恰好をしていても、それが新仏さまの成変りだといって(略)郵便配達だったり、箕直しだったり

この箕(み)直しは、箕を補修する職人なのだとか(字そのままか)。落語や古い話の中には、現在では絶えた職業が時々出て来る。羅宇屋などもそうだ。引用は、久生十蘭著「生霊」から。この話には、辞書を引きたくなる語が色々と登場する。例えば、驥足、ふき(施の方を衣に替えた字)、杣など。固有名詞がさらにやっかい、「六廏越をし、荻町へ」「松助の名工柿右衛門」「妹背山の漁師鱶七」、そして「台治荘の滕県城」など。時間がある時に、よく調べてみよう。

箕作 - Wikipedia久生十蘭 生霊 - 青空文庫

百物語

  • 2018/09/15 07:41
  • カテゴリー:読み物

最寄りの図書館にマンガ本の棚があることに気付いたのは少し前のこと。手塚治虫が少なからずある。その中の一冊、手塚治虫名作集(3)「百物語」(ホーム社、89年)を読んだ。無性に懐かしい。かつて、中学生の頃、集英社文庫版を持っていた。

眷属のキツネたちに長いあいだあなたを四方八方探させていたわ

このスダマのセリフ(p87)を見てハッとした。これだったのか。と言うのも、去年読んだ、久生十蘭の「生霊」に、狐の眷族云々とあって、この狐と眷族(属)のセットは以前に何かで見た覚えがあるがそれは何だったろうかと思い出せずにいたのだった。胸のつかえが下りたような気分だ。

「百物語」は、ゲーテの長編詩劇「ファウスト」を下敷きにしていると言われる。主人公の不破臼人(ふわうすと)、これはファウストだ。メフィストフェレス役のかわいい悪魔スダマも、何か言葉遊びだろうかと考えたものだが思い当たらなかった。あらためて辞書を引いてみると、すだまは、人面鬼身の怪物や霊のことを意味する言葉のようだ。

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