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キーワード「沢木耕太郎」の検索結果は以下のとおりです。

極限の民族

  • 2020/11/30 06:38
  • カテゴリー:読み物

この非プライバシー文化も、キリスト教文化のおかげで、その頂点はすでに滅びてしまった。キリスト教・仏教・儒教というのは、愉快で天真爛漫なことが嫌いな宗教である。

小見出し「配偶者交換」の節はそう終わる。本多勝一著「極限の民族」(朝日新聞社、67年)の第一部「カナダ・エスキモー」から(p76)。元は、朝日新聞での連載。これにより「注目され」たとWikipediaにある。沢木耕太郎、角幡唯介両氏の対談を読みこの本のことを知った。

最寄り図書館で借りた本、奥付に「昭和45年5月25日第8刷発行」とある。次のページは白紙、その真ん中に「一九七〇年八月二六日水」と万年筆で縦に書かれている。寄贈者の手によるものだろうか。

旅人の表現術(サイト内)。本多勝一|Wikipedia

旅人の表現術

  • 2020/11/16 06:35
  • カテゴリー:読み物

他社を〈抜く〉ことがどれだけ快感で、他社に〈抜かれる〉ことがどれだけ悔しいことかは、記者を経験したものでなければ分からないだろう。記事が読者に有用かどうか、そんなことは記者にとってはどうでもよいことである。抜いたかどうかだけに記事の価値はあるのだ。

ノンフィクション作家・探検家の著者が、かつて自身が新聞記者だった頃の思い出話を語る。角幡唯介著「旅人の表現術」(集英社、16年)に収載の「『影の地帯』と黒部の強盗」から(p338)。

沢木耕太郎氏が、著者との対談でこんなことを言っている(p40)、「探検と冒険を区別するのは、たった一点だと思う。探検はアウトプットを必要とする。冒険はアウトプットを最終的な目的としない」。整理と整頓、方向と向きなど、違いを知っておいた方が良い言葉のリストに加えておこう。

極夜行(サイト内)。開高健「ベトナム戦記」、本多勝一「極限の民族」、ドミニク・ラピエールら「さもなくば喪服を」、夢枕獏「神々の山嶺」、服部文祥「百年前の山を旅する」、三浦しをん「神去なあなあ日常」

キャパへの追走

  • 2020/10/30 07:27
  • カテゴリー:読み物

かつて私が住んでいた部屋のある建物に向かって歩きかけて、危うく思い止まった。旅はなぞってはいけない。私が旅を重ねる中で、心に深く刻まれるようになった教訓が、それだったからだ。

著者は、キャパが撮った有名な写真の「現場」に行き、同じような構図で撮影する。「パリ解放」の代表的な一枚は、シャンゼリゼ通り、ジョルジュサンク駅の近く。そこは、また、著者が若い頃に滞在した街でもあった。沢木耕太郎著「キャパへの追走」(文藝春秋、15年)から(p218)。

登場する「現場」は40か所ほど。ヨーロッパが多い。その中で一か所だけ訪ねたことがある。マドリードのメトロGran Via駅(p90)。出張でスペインへ行くとマドリードから北へ向かうことが多かったので、その方面のAVEが発着するチャマルティン駅近くに宿泊した。いつだったか滞在中に、食事に誘われてマドリードの中心部へ出かけた夜があった。チャマルティンからメトロの一号線で南下。Gran Via駅で降りた。外に出てみると街がにぎやかなことにびっくりした。チャマルティンの宿の辺りは、マドリードと言っても、だいぶ街外れで、もの寂しい所。そこしか知らないので、スペインの首都全体がそんな感じだろうと思ってしまっていた。

キャパの十字架(サイト内)

迷走する政権、コロナ禍

マスクのことに関して、前文部次官の前川喜平さんきのう東京新聞に、現政権は、とにかくどういう感じだったら支持率に繋がるか、そういう計算ばっかりが先に行っていると・・・。めったに安倍総理と政権を批判しない産経抄が先週の金曜日に、首相のこの決断を諫めるブレインはいなかったのかと、産経抄がそこまで書いた・・・

大谷昭宏氏が新聞報道を紹介していた。昨日の「深読みジャパン」、政府の感染症対策に関するコメントの中で(文化放送、4/6 9時台、くにまるジャパン極)。今日にも緊急事態宣言が出るようだけれど、この政権下で大丈夫だろうか。

# 4/2 ラジオ深夜便(第1・3木曜)渡邊あゆみアンカー、4/4 FMシアター「エンディング・カット」文化庁芸術祭大賞受賞【出演】芦田愛菜ほか、4/6 ラジオ文芸館「雪の降る町、春に散る花」【語り】池田伸子、新潮現代文学17「山本周五郎」(79年)【解説】沢木耕太郎

キャパの十字架

  • 2020/03/24 06:57
  • カテゴリー:読み物

まだ、すべてが終わったわけではない。NHKの番組制作スタッフと、最新の映像技術を使っての検証作業を行いつつあるところだ。

沢木耕太郎著「キャパの十字架」(文藝春秋、13年)のあとがき(p332)から。その検証に基づくテレビ番組を先に観ていたので、今回本書を読んだ際に、一枚の写真にまつわるショッキングな事実に驚くことはなかった。写真家キャパの名を一躍有名にした、スペイン戦争でのあの写真「崩れ落ちる兵士」は、実は、死の瞬間でも戦闘の場面でもなかった、それどころか、他人が撮ったものだったのだ。

その番組は、沢木耕太郎推理ドキュメント「運命の一枚」と題して、7年前にNHKスペシャルの枠で放送された(13/2/3)。副題は、“戦場”写真 最大の謎に挑む。今でも自宅ビデオに残っているはずなので近い内にまた観てみよう。

# スペイン戦争の写真を集めたキャパ最初の写真集「生み出される死」に「崩れ落ちる兵士」は「載っていない」(p199)、José Manuel Susperregui、Death in the Making - Wikipedia

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