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キーワード「今野敏」の検索結果は以下のとおりです。

疑心

  • 2022/02/07 06:34
  • カテゴリー:読み物

さあ、知恵を絞るんだ。何か方策があるはずだ。あるいは、私たちはまだ何か見逃しているのではないか

やるべきことを整理して考えてみる、考えることが我々の武器だ。今野敏著「疑心」(新潮文庫、2012年)から(p342)。隠蔽捜査シリーズ第3作。

本書、奥付の発行日に「平成二十四年」とある。すぐにぴんと来ない。下一桁が平成の1は西暦の9なので、と指折り数えて2012年であることを知る。解説の最後には「二〇一一年十月」と記されているし、その次のページには「この作品は二〇〇九年三月新潮社より刊行された」とあるので、西暦年を毛嫌いしているわけではなさそうだ。だのに、なぜ発行年は和暦にするのだろうか。不思議だ。

手元に、新潮社の別の単行本があったので見てみた。「二〇一〇年五月二〇日発行」となっている。機会があれば比較的新しい「新潮文庫」を確認してみよう。依然、発行年に和暦を使っているだろうか。

今野敏(サイト内)

果断

  • 2022/01/24 06:33
  • カテゴリー:読み物

次長がここにいれば、報告の二度手間を防ぐことができる。情報をすべて署長室に集約するんだ

次長(副署長)ばかりか、刑事課長ら署の幹部も詰めさせて、署長室を即席の指揮本部にしてしまう。時間や手間を省くとともに、的確な判断をタイムリーに下すために。引用は、今野敏著「果断」(新潮文庫、2010年)から(p21)。隠蔽捜査シリーズ第2作。主人公の竜崎は左遷されて今は所轄の署長。

「彼らは、ペンを手にした戦士などではない。商業主義に首までどっぷり浸かっている」。前作に続いて、主人公は、新聞やテレビを酷評する(p99)。メディアは「上に行けば行くほど、他社を抜くことだけを考えている。つまり新聞を売るためであり、視聴率を稼ぐためだ。言論の自由など彼らにとってはお題目に過ぎない。要するに抜いた抜かれたを他社と競っているに過ぎない」。

今野敏(サイト内)

隠蔽捜査

  • 2022/01/17 06:28
  • カテゴリー:読み物

何もするなという指示は、ありがたいようで実はそうではない。本当に何もせずにいると、いざ指示が出たときに対処できないのだ。それなりの準備を整えておかねばならない。

緊急の(かつ重要な)仕事に振り回される、それを避けるための心得。今野敏著「隠蔽捜査」(新潮文庫、2008年)から(p249)。読み終えてすぐにシリーズ次作を予約した。

K氏に宛てたメールの中でこんなことを書いた。「最近読んだ中では、池井戸潤著「空飛ぶタイヤ」と今野敏著「隠蔽捜査」、この2冊はとても楽しめました。両方とも不祥事が描かれます。旧財閥系自動車メーカー、警察官僚の世界、舞台はまったく違うのですが、共通点があります。双方とも、東大出身者が牛耳る組織重視の集団という点です。特に「空飛ぶタイヤ」の中で語られる組織のバカさ加減は的確です。モデルは「組織」の三菱。大いに笑いました。

空飛ぶタイヤ文庫100冊今野敏(いずれもサイト内)

メディアの沈黙

よほど親「岸田」なのだろう。左派系の朝日、毎日新聞は今でも「安倍ガー」であるし、右派系の読売も最高実力者が岸田ファンであるのは周知の事実なので、大手紙でまともな批判はほとんど出ない。

「ファン」とか「ガー」とかは要するに好き嫌い。新聞読むのも重々注意しないとね。引用は、最新(1/10)の高橋洋一「ニュースの深層」から。

最近読んだ本に、メディアは「本当に大切なことは報道しない」とあった。好き嫌いが前提になっているなら、それも宜なるかな。

新聞の読み方渡辺恒雄 戦争と政治(サイト内)。オミクロン株対策を迷走させる「岸田の鉄砲、官僚の逃亡、メディアの沈黙」|高橋洋一「ニュースの深層」(1/10)、ガーとは? 意味と使い方(安倍ガーなど)。今野敏著「隠蔽捜査」

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