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空飛ぶタイヤ

  • 2021/12/23 06:37
  • カテゴリー:読み物

どんな組織だって、誰かがいわなきゃ動かない。みんなが、”自分ひとり頑張ったところで”って諦めてるから動かないだけ

池井戸潤著「空飛ぶタイヤ」(実業之日本社文庫、2016年)から(p129)。

妻にそう指摘されて彼は動く。社長へレターを書き組織の自浄作用を促そうとする。が、機能しない。それどころか自身も悪党に手懐けられてしまう。トップまで腐っているのだ。こうなると、できることは限られる。一番に思い付くのは、彼がやったように、警察へ告発することだ。

ちょっと長いけれど(文庫で8百ページ超)、ケーススタディにいいかもしれない。大企業病に罹って内向きの仕事ばかりしている人たちにとって、何のために仕事をするのか見直すのに好適な題材になるように思う。

池井戸潤文庫100冊(いずれもサイト内)

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