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キーワード「東野圭吾」の検索結果は以下のとおりです。

浪花少年探偵団

  • 2019/04/16 21:30
  • カテゴリー:読み物

ほんまにようゴタゴタに巻き込まれまんな。体質でっか?

東野圭吾著「浪花少年探偵団」(講談社文庫、91年)から(p138)。大阪弁の会話を楽しむことができる。「夫婦善哉」のようだ。

#前線の影響で雨。走り梅雨だ。

ある閉ざされた雪の山荘で

  • 2019/03/20 06:50
  • カテゴリー:読み物

まず一つ、人間描写もできない作家が名探偵なんか作ろうとするな」(略)一つ、警察の捜査能力を馬鹿にするな」(略)さらに一つ、フェアとかアンフェアとか、がたがたいうな」(略)そしてあとひとーつ

と、ノックスよりもマシな十戒を登場人物に語らせる。推理小説を書く際のルールだ。著者の信条でもあるのだろうけれど、それよりは、同業者への批判や、業界や読者に対する意見、と見た方が面白い。東野圭吾著「ある閉ざされた雪の山荘で」(講談社文庫、96年)から(p144)。初出、92年の講談社ノベルス。よくできた構成(トリック)なのだろうが、ちょっと凝り過ぎやねこのストーリーは。

仮面山荘殺人事件

  • 2019/03/17 08:16
  • カテゴリー:読み物

大抵の人間は、苦痛に耐えてまで何かを成し遂げようとはしない。辛い局面に立たされると、まず責任転嫁し、それからヤケになるか無気力になるだけだ。そして悲劇の主人公を気取るのだ。

東野圭吾著「仮面山荘殺人事件」(講談社文庫、95年)から(p62)。あるサイトでこれを東野作品のベストに推しているのを見て図書館で借りて来た。なるほど面白い。読後ざっと読み返して、「さて、これでようやく役者が揃ったな」とあるのに気付いた(p29)。導入部のこの段階で、これを文字通りに受け取ることは簡単ではない。やられた。90年にトクマ・ノベルズの一冊として刊行。

十字屋敷のピエロ

  • 2019/03/15 05:59
  • カテゴリー:読み物

パズルなんて嫌いだな。種を知ってしまったら、それでおしまい。また次のものが欲しくなるのよね。一種の麻薬よ

読み返してみると、こんな意味深長な発言が最初の方に出ていた。東野圭吾著「十字屋敷のピエロ」(講談社文庫、92年)から(p17)。人物描写が十分ではなく物語に深みが感じられない。どんでん返しを、それも複数回も、成立させるためには致し方ないことか。単行本は89年刊。

魔球

  • 2019/03/11 07:42
  • カテゴリー:読み物

自分が恨まれていることを知っている人間など、そう多くはないものだ。

東野圭吾著「魔球」(講談社文庫、91年)から(p114)。単行本は88年刊行。時代設定がなぜ昭和39(1964)年なのだろうか。ストーリー上、戦中戦後の混乱期との接点が必要だった、おそらく、そういうことだったんだろう。64年と言えば東京オリンピック。それについて語られなくもないが特にストーリーとは関係はない。

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