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仮面山荘殺人事件

  • 2019/03/17 08:16
  • カテゴリー:読み物

大抵の人間は、苦痛に耐えてまで何かを成し遂げようとはしない。辛い局面に立たされると、まず責任転嫁し、それからヤケになるか無気力になるだけだ。そして悲劇の主人公を気取るのだ。

東野圭吾著「仮面山荘殺人事件」(講談社文庫、95年)から(p62)。あるサイトでこれを東野作品のベストに推しているのを見て図書館で借りて来た。なるほど面白い。読後ざっと読み返して、「さて、これでようやく役者が揃ったな」とあるのに気付いた(p29)。導入部のこの段階で、これを文字通りに受け取ることは簡単ではない。やられた。90年にトクマ・ノベルズの一冊として刊行。

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