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キーワード「比較優位」の検索結果は以下のとおりです。

人に仕事を振る

もちろん自分と同じことはできないけど、思っている以上にできていることに気が付いたんです

自分がやる方が良い、ずっとそう思っていたが、思い切って部下に任せてみたら、意外に上手く行くじゃないか、という話。これは「比較優位」の概念で語ることもできるのかもしれない。

木工会社の社長がインタビューに応える。引用はその記事から。

比較優位(サイト内)。伝統の組子技術を高級ホテルの内装に 村山木工の経営革新と職人育成(6/19)

経済デカップリング

一週間ほど前に、トランプ米大統領が、米中経済の「デカップリング」について改めて言及したという記事を見た。米国が、中国との取引きをやめたとしても、失うものはない、という趣旨。国際貿易が盛んなこの現代においてそんなことあり得るのだろうか。「比較優位」という概念もある。

この記事が目に留まったのは、かつて慣れ親しんだデカップリングという表現が使われていたからだ。これが経済の方面で特別な意味を示すことを寡聞にして知らなかった。トランプさんが、NMRの話をしたのだろうか、と訝しく思いながら内容を読んだのだった。

米、中国から雇用取り戻す 経済デカップリング=トランプ大統領(9/8)、核磁気共鳴デカップリング|Wikipedia

あなたのTシャツはどこから来たのか

  • 2018/06/15 09:01
  • カテゴリー:読み物

グローバル化の推進派も批判派も、市場原理を過大評価しすぎているのでないか(略)運命を左右しているのは市場競争というよりはむしろ、政治であり、歴史であり、競争を避けるための創意工夫である。

ピエトラ・リボリ著「あなたのTシャツはどこから来たのか? - 誰も書かなかったグローバリゼーションの真実」(東洋経済新報社、07年)から(序文xv)。この著者は、そもそも市場原理主義者で経済グローバル化推進派ようなのだが。原題、The Travels of a T-Shirt in the Global Economy

# 繊維産業、原料立地、加工貿易、比較優位

クルーグマンの国際経済学

  • 2018/05/28 08:43
  • カテゴリー:読み物

加工貿易に関連して、その4

リカード・モデルでは、各国は労働生産性が相対的に高い財を輸出し、労働生産性が相対的に低い財を輸入する。つまり、各国の生産パターンは比較優位によって決まる。

P.R.クルーグマンら著「クルーグマンの国際経済学~理論と政策 原書第8版」上巻貿易編(ピアソン桐原、10年)から(p66)。原題、International Economics - Theory & Policy, 8th Edition, 2009

リカードの著作「経済学と課税の原理」の初版は1817年。そこで提示されたモデルは、今となっては複雑化した貿易を説明するには万能ではない。その比較優位説が、現在でも有効なことを示す顕著な例をクルーグマンは記している。1995年のデータに基づくドイツと中国の比較(表3-4)。中国の労働生産性は、製造業全体ではドイツの5%ほどに過ぎないが、アパレル産業に限ると20%ほどでそれほど悪くない。このアパレル産業の生産高が、中国はドイツの、なんと、8倍だったのだ。1/8 ではない。

「彼の比較優位は打席にあったのだ」と、100年前の二刀流、ベーブ・ルースのケースをコラムで紹介している(p45)。現代の二刀流、大谷選手も、そのうち、比較優位があるどちらかに一本化するのかもしれない。

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