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キーワード「江﨑文武」の検索結果は以下のとおりです。

クインシー・ジョーンズ

音楽プロデューサーとは何をする人か。一言でいうと、アーティストのサウンドづくりの総責任者。

色んなタイプがある。作曲、編曲だけでなく演奏にも参加する人もいれば、楽譜は書かず演奏もしないけれど何がカッコいいかを伝えることができてアルバムづくりをリードするような人もいる。アーティストを輝かせるには何が必要か知っていて、プロモーションやその後のイベント展開まで担う人もいる。

「江﨑文武のBorderless Music Dig!」(1/26)から。この回では、音楽プロデューサーの大御所、クインシー・ジョーンズ(1933-2024年)が採り上げられた。

Wikipediaの"Quincy Jones production discography"を見ると、自身がプロデュースしたアルバムに彼がどのように関与したかが判る。

例えば、1955年のアルバム"Helen Merrill"ならば、Producer、Conductor、Arranger、その3つにYesが付されている。管楽器に、トランペットとバリトン・サキソフォンを用いた彼のアレンジが冴え渡る。トランペットのClifford Brownが神技のようなソロを披露。かなりアドリブっぽいが、ある程度はクインシー・ジョーンズが譜面を書いたのだろうか。何せボーカルのHelen Merrillとの調和が素晴らしい。

クインシー・ジョーンズは、1957年にパリに渡りNadia Boulangerに師事。そこで作曲や対位法を学んだ。交響曲を書こうとしたが、師に止められたのだとか。彼の才能からするとオーケストレーションでもその力量を発揮したはず。実現しなかったのは残念なことだ。

追悼 Quincy Jones江﨑文武(いずれもサイト内)。Helen Merrill (album)Quincy Jones production discography|Wikipedia、江﨑文武のBorderless Music Dig!「クインシー・ジョーンズ」(NHK-FM、1/26 21:50)

パッヘルベルのカノン

  • 2025/01/28 06:56
  • カテゴリー:音楽

直接的にパッヘルベルのカノンの引用ですね。これは山下さんの一人アカペラ、つまり全ての声を自らが発して多重録音している。

山下達郎「クリスマス・イブ」(1983年)の間奏部分に関するコメント。一か月ほど前に放送された「江﨑文武のBorderless Music Dig!」は、山下達郎のその曲がお題だった。

番組は、カノン進行の解説から始まる。パッヘルベルの「カノン」、その中で使われる循環進行で、名前の由来になっている。「クリスマス・イブ」は、曲全体を通してカノン進行をベースにして作られている。さらに間奏にパッヘルベルのカノンを引用して念が入っているということだ。

間奏にパッヘルベルのカノンと言えば、これはビートルズが「In My Life」(1965年)の中でやっている。ハープシコードのようなバロックっぽい音色がする。

この江﨑さんの番組の中では、Trevor Pinnock指揮、The English Concertによるパッヘルベルのカノンが流れた。20秒ほどだったけれど、なかなか良い演奏に聞こえた。残念ながらこれは手元にはない。

手元にあるのは、例えば、Reinhard Goebelら、Musica Antiqua Kölnの古楽器演奏、古いところでは、Karl Münchinger指揮、Stuttgart Chamber Orchestraなど。Paillard室内管の演奏もある。千住真理子さんが多重録音したものや、The Swingle Singersの合唱、冨田勲のシンセサイザー演奏などもある。

随分昔、カラヤン指揮の演奏を好んで聴いていた頃があった。AlbinoniのAdagioとカップリングされた8センチCDだった。どこへ行ったのだろう、今は見当たらない。

この機会に手当たり次第あらためてざっと聴いてみた。とりわけ、Paillardらの演奏が性に合うようだ。The Swingle Singersも良い。パッヘルベルを集中的に聴くようなことがたまにはあってもいいと思った。

川の流れのように(サイト内)。江﨑文武のBorderless Music Dig!「クリスマス・イブ」(NHK-FM、2024/12/22 21:50)

川の流れのように

  • 2024/10/24 06:01
  • カテゴリー:音楽

この歌に絡むような、歌と対話をしていくようなストリングスのフレーズ、非常に印象的

「江﨑文武のBorderless Music Dig!」で、美空ひばり「川の流れのように」を採り上げていた。1989年リリースの誰もが知る名曲。

イントロ聞けば何の曲か判り、イントロだけでぐっと来る、つまり伴奏のアレンジも素晴らしい、一つはストリングス(弦楽器)の使い方にある、と説明があった。この曲は竜崎孝路という方が編曲を担当。ほかにキャンディーズ「ハートのエースが出てこない」や、八代亜紀「舟唄」などの編曲も手掛けられたのだとか。

伴奏のストリングスが印象的と言えば、これまた名曲の「木綿のハンカチーフ」もそうだろう。作詞:松本隆、作曲:筒美京平、編曲:筒美京平・萩田光雄。

冒頭、ストリングスで開始。ところが1番が始まると途端に弦は沈黙する。2番になってようやく鳴り始める、オブリガート風に。3番は再び黙る、が、「いいえ、草に寝転ぶあなたが好きだったのよ」のあたりで、また戻って来る。このサビの部分、弦のフレーズが何とも素晴らしい。最後の4番は弦も揃って全奏となる。

全編に渡って鳴り続けない。巧妙な使われ方がしている。女性コーラスもいい。

太田裕美(サイト内)。江﨑文武のBorderless Music Dig!選「美空ひばり」(NHKラジオ第一、10/13 14:05-14:55)

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