先月ラジオで中島みゆき作品集をやっていた(10/10 12:30-14:00、NHK-FM、歌謡スクランブル)。番組表の曲目リストに並ぶのは十数曲。知っている曲は半分もない。おれだったらどんな選曲をするだろうか。10曲選んでみた。
まず、初期のアルバム6枚から採った。第2作「みんな去ってしまった」(76年)から、第7作「生きていてもいいですか」(80年)までの6枚。高校時代に、クラスメイトに借りて聴いた、どれもたいへん印象深いアルバムだ。敢えて、各々一曲ずつ、
「忘れられるものならば」、第2作「みんな去ってしまった」(76年)から
「ホームにて」、第3作「あ・り・が・と・う」(77年)から
「おまえの家」、第4作「愛していると云ってくれ」(78年)から
「小石のように」、第5作「親愛なる者へ」(79年)から
「ルージュ」、第6作「おかえりなさい」(79年)から
「蕎麦屋」、第7作「生きていてもいいですか」(80年)から
さらに4曲はバラで、
「時代」(75年)
「夜曲」(81年)
「糸」(92年)
「ヘッドライト・テールライト」(00年)
文化の日のきのう、ざっと聴き直してみた。アルバムでは第5作「親愛なる者へ」が佳曲が揃っているように思う。そうそう、その3曲目の「泥海の中から」と次の「信じ難いもの」は切れ目なしに繋がる。同じ頃に録音された、アルゲリッチが弾くバッハ、これにもハッとするattaccaがある。パルティータ第2番、RondeauとCapriccioの間。どことなく風貌が似ている二人が同じようにカッコいいことをするんだなぁと思ったもんだ。それと、後年、ビゼーの曲を聴いて驚いたことがある。第7作中の「船を出すなら9月」は、ビゼー作曲の歌劇「美しきパースの娘」のアリアに酷似している。「船を~」は旋律を借用したんだろうな。
# 十選、中島みゆき作品集(1)、おまえの家(いずれもサイト内)。中島みゆき(1952-)、Martha Argerich(1941-)