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キーワード「十選」の検索結果は以下のとおりです。

原尞氏逝去

「それまでの明日」(早川書房、2018年)が遺作となったと訃報にある。探偵沢崎シリーズの第5作だ。2019年に図書館にあるのに気付き読んだ。

シリーズ諸作をいつ頃に読んだのか調べてみた。一番最初に手にしたのは第3作「さらば長き眠り」(1995年)だった。それが1996年のこと。その年のうちに、旧作の二つ、「そして夜は甦る」(1988年)、「私が殺した少女」(1989年)の文庫版を購入。第4作「愚か者死すべし」(2004年)は、さらに10年ほど経った2007年に読んだ。

ここまでの4作はいずれも再読している。第5作もこの機にもう一度読んでみよう。

それまでの明日愛読書十選 (3)(いずれもサイト内)。原尞|Wikipedia、【訃報】原尞氏逝去のお知らせ(5/10)|早川書房

フジ子・ヘミングの奇蹟

  • 2023/05/11 06:13
  • カテゴリー:音楽

午後の制作は、音楽を聴きながら、ということが多い。その日はピアノ曲のCDが繰り返し流れていた。ショパンとリストで構成されている。曲によって演奏の出来、不出来の差が大きい中、リストの「溜息」や「鱒」はそんなに悪くないと思った。

家に帰って、曲を頼りにweb検索してみた。フジ子・ヘミングのベスト・アルバムだ。間違いないだろう、リスト編の「鱒」が入っているCDはそう多くはない。奏者の名は知ってはいたけれど演奏を聴くのはこれが初めてのこと。へえ、その人なのか。ちょっと驚いた。

ピアノ曲十選「お若く見えますね」(いずれもサイト内)。フジ子・ヘミングの奇蹟 リスト&ショパン名演集|HMV

五重奏曲、K406、Ob版

  • 2023/03/27 06:13
  • カテゴリー:音楽

以前こう書いた。「モーツアルト作曲、セレナード第12番 K388。Ob、Cl、Hr、Fg、各々二本ずつ、標準編成の木管八重奏。セレナードと言う割には、ハ短調で、深刻な音楽。元々5声部のこの曲には弦楽五重奏版(K406)もある」と。

K406の方はあまり聴かない。同じ編成の著名な五重奏2曲(ハ長調K515、ト短調K516)に比べて「室内楽的な密度に不足する部分があり、時に粗削りに響く」とも評される。手元の音源も、原曲の管八版はやたら多数あるけれど、弦五版はグリラー四重奏団とプリムローズによる演奏(1959年)、これ一つしかない。

このハ短調の五重奏(K406)にオーボエ版なるものがあり、その演奏例を聴いてみた。元の編成(Vn2、Va2、Vc)の内、第1バイオリンがオーボエに置き換わっている。

Wolfgang Amadeus Mozart
Quintet in c, K406 (Version for Oboe & Strings)
Ob - Han de Vries
Vn - Philip Hirschhorn
Va - Neithart Resa, Vladimir Mendelssohn
Vc - Julius Berger
Recorded 1986, Lockenhaus, Austria

弦楽五重奏と管楽八重奏、双方の折衷版のように響いてたいへん面白い。それにしてもこのオーボエ吹きは強靭だ。確かオランダ管楽アンサンブルの主要メンバーだった方だ。原曲ならクラリネットと旋律を分け合うところを、オーボエがずっとリードする。25分ほど吹き詰め。すごい。ロッケンハウス音楽祭での収録。

管楽器の曲十選弦楽器の曲十選(いずれもサイト内)。「モーツァルト事典」海老澤敏ら監修(東京書籍、1991年)p494、Netherlands Wind Ensemble|Wikipedia

天使のくれた時間

ようこそ地球へ。

これには笑った。パパがいつもと違う、エイリアンとすり替わったんだ、と年端も行かない娘は考える。映画「天使のくれた時間」(2000年)から。原題、The Family Man。

「パラレルワールドもの」なんだろうな。「時間もの」では、「恋はデジャブ」や、「ある日どこかで」「スローターハウス5」など好きな映画がある。本作も、そのリストに加えることにしよう。

聡明な妻ケイトを演じるティア・レオーニがチャーミングでたいへん良い。

ABEMA映画十選(いずれもサイト内)。「面白くなるぞ。これから起こることは、あんたが招いたことだ」

トレイン・ミッション

「あなたはどんな人間?」「私? それは妻に聞いてほしい」

自分は自分自身のことをよく判っているのだろうか。リーアム・ニーソン主演、映画「トレイン・ミッション」(米英仏、2018年)から。

犯人グループは、主人公を悪だくみに加担させようとする。彼ならこのミッションをやり遂げる能力を持っていることを知っている。なぜそんなこと知っているんだ。それにあの電話番号が判ったのはなぜだ。と考える内に、ははあん、犯人の一人はあいつか、と様子が見えて来る。

脚本はよく練られて緊迫感を高めることに成功している。ご都合主義的な細かな点が気にならなくもないけれど、その辺りは大目に見てアクションとスリルを楽しむ、そういう映画。二つほど気付いたことをメモしておこう。

一つはその緊迫感と関係して時間経過のこと。主人公は鉄道の車両で見知らぬ女に話しかけられる、それ以降つまりこの映画のほとんどは、劇中と実際の時間が同時に進行する所謂リアルタイム劇だったのではないだろうか。この手法を使った映画ですぐ思い出すのは「十二人の怒れる男」や「終着駅」「真昼の決闘」「ロープ」などの名作。比較的最近の映画では例えば「ニック・オブ・タイム」や「ビフォア・サンセット」など。

もう一つは路線。ニューヨークのGrand Central TerminalからCold Springへ向かう車両の中で話しかけられた。メトロノース鉄道ハドソン線。もしやこれは映画「恋に落ちて」に登場する路線では。調べてみるとやはりそうだ。恋に落ちる二人の最寄り駅は、フランク(ロバート・デ・ニーロ)がDobbs Ferry、モリー(メリル・ストリープ)の方はArdsley-on-Hudson。隣どうし。いずれもCold Springより、だいぶ手前、マンハッタン寄り。

ABEMA能力を評価するのは誰映画十選(いずれもサイト内)。メトロノース鉄道ハドソン線|Wikipedia

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