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キーワード「十選」の検索結果は以下のとおりです。

トレイン・ミッション

「あなたはどんな人間?」「私? それは妻に聞いてほしい」

自分は自分自身のことをよく判っているのだろうか。リーアム・ニーソン主演、映画「トレイン・ミッション」(米英仏、2018年)から。

犯人グループは、主人公を悪だくみに加担させようとする。彼ならこのミッションをやり遂げる能力を持っていることを知っている。なぜそんなこと知っているんだ。それにあの電話番号が判ったのはなぜだ。と考える内に、ははあん、犯人の一人はあいつか、と様子が見えて来る。

脚本はよく練られて緊迫感を高めることに成功している。ご都合主義的な細かな点が気にならなくもないけれど、その辺りは大目に見てアクションとスリルを楽しむ、そういう映画。二つほど気付いたことをメモしておこう。

一つはその緊迫感と関係して時間経過のこと。主人公は鉄道の車両で見知らぬ女に話しかけられる、それ以降つまりこの映画のほとんどは、劇中と実際の時間が同時に進行する所謂リアルタイム劇だったのではないだろうか。この手法を使った映画ですぐ思い出すのは「十二人の怒れる男」や「終着駅」「真昼の決闘」「ロープ」などの名作。比較的最近の映画では例えば「ニック・オブ・タイム」や「ビフォア・サンセット」など。

もう一つは路線。ニューヨークのGrand Central TerminalからCold Springへ向かう車両の中で話しかけられた。メトロノース鉄道ハドソン線。もしやこれは映画「恋に落ちて」に登場する路線では。調べてみるとやはりそうだ。恋に落ちる二人の最寄り駅は、フランク(ロバート・デ・ニーロ)がDobbs Ferry、モリー(メリル・ストリープ)の方はArdsley-on-Hudson。隣どうし。いずれもCold Springより、だいぶ手前、マンハッタン寄り。

ABEMA能力を評価するのは誰映画十選(いずれもサイト内)。メトロノース鉄道ハドソン線|Wikipedia

スコット・ジョプリン

  • 2022/12/16 06:25
  • カテゴリー:音楽

19世紀末、アメリカでジャズの前身であるラグタイムと呼ばれる音楽が生まれ、これに合わせて生まれたダンスの中の一つがフォックストロットである。

先日ここに書いたフォックストロットについて少し調べた。引用は、Wikipediaのその項目から。ラグタイムへのリンクをたどると、作曲家スコット・ジョプリンの名があり、「ラグタイム王と呼ばれ、ラグタイム時代において最も有名なアメリカ合衆国の演奏家・作曲家となった」と紹介されている。

何となく知っていたジョプリンの音楽をはっきり認識したのは、映画「スティング」で耳にしてからのこと。高校の三年だったかな、映画鑑賞の催しで観たのが最初だった。以来何度観たことだろう。時々観たくなるので、いつだったかDVDを買い求めた。

自宅でジョプリンのCDを流していることが少なくない。PCで何か作業をしている際や呑みながら食事する時などに、気の張らない音楽を選ぶ。ジョプリンも、ジャズなどと並んで候補になる。Perlman(Vn)とPrevin(Pf)二人の演奏や、Peskanov(Pf)のNaxos盤、この2枚をよく聴く。前者はおそらく「スティング」のヒットに便乗して企画された盤の一つだろう。そう言えば、最近、Simonettoという人が弾くジョプリンを聴いた。55曲も入っていて新たに知る曲が多数あった。

"Ragtime & Blues", Itzhak Perlman / André Previn (1974)
"Piano Rags", Alexander Peskanov (2002)
"Ragtimes, Marches, Waltzes & Other Pieces", Alessandro Simonetto (2018)

フォックストロット集映画十選(いずれもサイト内)。フォックストロットラグタイムスティング (映画)|Wikipedia

グリーグ、N響定期#1967

  • 2022/10/31 06:21
  • カテゴリー:音楽

「らじる★らじる聴き逃し」にあったグリーグの協奏曲を聴いた。N響の定期公演。

グリーグ作曲
ピアノ協奏曲イ短調作品16
(ピアノ)オリ・ムストネン
(指揮)ヘルベルト・ブロムシュテット
(管弦楽)NHK交響楽団
(29分45秒)

なんだこの乱暴なソロは。そこまで強打しなくてもいいだろ。それに、あちこち節回しに妙なタメがある。なんなんだこれは。真面目に弾いてない、ふざけている、悪乗りしている、そんな印象も受ける。一方、オケの方はエレガントでたいへん良い。ブロムシュテットの意図するところだろう。無茶なソロだから、せめてオケだけでもきっちり演ろうという気持ちがより一層働いたとしてもおかしくない。

先日聴いたペレーニの相方と言い、このグリーグと言い、なんと粗野なピアノだろう。こういうスタイルが、最近、流行ってるのだろうか。

協奏曲十選ペレーニのベートーベン(いずれもサイト内)。ベストオブクラシック▽N響第1967回定期公演(NHK-FM、10/26 19時、サントリーホールから中継)。「ピアニストという蛮族がいる」中村紘子著(1992年)

ペレーニのベートーベン

  • 2022/10/27 06:22
  • カテゴリー:音楽

番組表にペレーニの名があったので聴いてみた。ベートーベンの曲で構成されたプログラムの最後はソナタの3番。それを聴いた。

ベートーベン作曲
チェロ・ソナタ第3番イ長調作品69
(チェロ)ミクローシュ・ペレーニ
(ピアノ)フィンギン・コリンズ
(27分18秒)
2022年7月25日ヴェルビエ教会(スイス)
録音提供スイス放送協会

第一楽章冒頭のチェロを聴いて、これは、一曲、素晴らしい演奏に仕上がっているに違いないと予感した。が、ピアノが入って来て、がくっとなった。バランスが悪い。なべてピアノがうるさい。録音のエンジニアが何かミスでもしたのかと一瞬思ったりもしたが、しばしば弾き方が粗雑でもあり、こういうピアニストなのだろう。無神経と言うか、行き届かないと言うか。この相方では、ペレーニの魅力は台無しだ。残念。

ベートーベン十選チェロ協奏曲第1番(いずれもサイト内)。ベストオブクラシック▽ヴェルビエ音楽祭2022 [2]、ミクローシュ・ペレーニ(チェロ)(NHK-FM、10/18 19:30)

アルチュニアン

  • 2022/09/02 06:36
  • カテゴリー:音楽

その作曲家の名を聞いてまず思い浮かぶのはトランペット協奏曲だろうか。ラジオの留守録ファイルを整理している際にその曲があった。奏者はパーチョ・フローレス。なかなかいい演奏だった。

アレクサンドル・アルチュニアン作曲
トランペット協奏曲変イ長調
独奏)パーチョ・フローレス
管弦楽)ノルウェー・アークティック・フィルハーモニー管弦楽団
指揮)クリスティアン・リンドベルイ
16分54秒、2018年5月録音、ユニバーサルUCCG-1842

この曲はドクシツェルに献呈されている。この度、生年を調べ、この偉大な奏者と作曲家は同世代だったことを知った。ドクシツェル独奏のこの曲を随分前に聴いたことがある。残念ながら今その音源は手元にない。

# Alexander Arutiunian (1920-2012)、Timofei Dokshizer (1921-2005)、ハイドンのトランペット協奏曲ほか▽音楽の泉(NHKラジオ第1、5/15 8:05)。協奏曲十選(サイト内)。ボリショイ劇場管弦楽団来日公演、プロコフィエフ組曲「ロメオとジュリエット」抜粋、ガーシュイン「ラプソディ・イン・ブルー」(編曲・独奏ドクシツェル)、チャイコフスキー交響曲第6番「悲愴」、指揮ユーリ・シモノフ(1979/10/3、大阪フェスティバルホール)

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