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キーワード「N響」の検索結果は以下のとおりです。

ポペルカ、N響#2031,2032

  • 2025/03/10 05:58
  • カテゴリー:音楽

NHK-FMのベストオブクラシックで、N響定期、第2031回と第2032回を聴いた。N響には初登場のペトル・ポペルカによる指揮、これが、たいへん素晴らしかった。

第2031回では、例えば、R・シュトラウスのホルン協1番。棒の上手さが光る。オケをすっきり効果的に制御。文句ないソロを披露するラデク・バボラークをさらに引き立てる。

続く、第2032回、その手腕は二つの交響曲で遺憾なく発揮された。オケ全体のバランスが巧妙に塩梅される。デュナーミクやアゴーギクの微妙な変化が心地良い。とりわけシューマンの1番は出色の出来映えだった。

いいものを聴かせてもらった。

交響曲第1番と同じ年に作曲された、「序曲、スケルツォとフィナーレ」を演ったことがある。指揮者の方が「シューマンのスコアは、この曲にしても交響曲にしても、どうもバランスが悪い。手を入れたくなる」と言っていたことを思い出した。随分昔のことだ。

N響交響曲十選(いずれもサイト内)。ベストオブクラシック▽N響第2031回定期公演【曲目】シンフォニエッタ(ツェムリンスキー)ホルン協奏曲第1番Es(R.シュトラウス)交響詩「のばと」(ドボルザーク)シンフォニエッタ(ヤナーチェク)【演奏】ペトル・ポペルカ(指揮)ラデク・バボラーク(ホルン)【収録】2025年2月8日NHKホール(NHK-FM 2/27 19時半)、N響第2032回定期公演【曲目】アリア「私は行く、だがどこへ」交響曲第25番g(以上モーツァルト)交響曲第1番B「春」(シューマン)ほか【演奏】エマ・ニコロフスカ(メゾ・ソプラノ)ペトル・ポペルカ(指揮)【収録】2025年2月13日サントリーホール(NHK-FM 2/28 19時半)。Petr Popelka(1986-)、Radek Baborák(1976-)

シベ2、札響#666

  • 2025/02/27 06:05
  • カテゴリー:音楽

NHKらじる★らじるのリストを眺めていると札響のシベ2があったので聴いてみた。

札響第666回定期演奏会
シベリウス作曲
交響曲第2番ニ長調作品43
指揮)広上淳一
管弦楽)札幌交響楽団
2025年1月25日収録

北大出身の友人が、札響のシベリウスはいいですよと、ずっと前に言っていた。そのことを思い出し大いに期待した。とか言って、図面(#47)を描きながら聴いたのだが。

第1楽章、ぎくしゃくしてスムーズに進まない。第2楽章、どうしたことか随分と素人っぽい雰囲気が漂う。が、第3楽章の後半あたりからエンジンがかかって来たのか、終楽章にかけてまあまあ安心して聴いていられた。総じて言うと、今回のシベ2は、残念ながら一定の水準には達しない、そんな印象を受けた。指揮者の責任だろう。

なんとアンコール曲があった。「悲しきワルツ」。プロのオケが定期演奏会でアンコールに応えるんだな。

シベ2、N響#1993(サイト内)。札響第666回定期演奏会【曲目】武満徹「乱」組曲、伊福部昭「リトミカ・オスティナータ」、シベリウス「交響曲第2番」【指揮】広上淳一、【ピアノ】外山啓介、【管弦楽】札幌交響楽団、【案内】村上陽子、【収録】2025年1月25日、札幌コンサートホールKitara(NHK-FM札幌、2/23 14時)

プルチネルラ、N響#2029

  • 2025/02/12 06:07
  • カテゴリー:音楽

前回ちゃんと見なかったがために「レニングラード」(N響#2028)を迂闊にもダウンロードしてしまったことを反省し、その次の定期公演は番組表でしっかり確認した。ソヒエフ指揮でプルチネルラ。これは大いに期待できる。

N響第2029回定期公演
ストラヴィンスキー作曲
組曲「プルチネッラ」
(指揮)トゥガン・ソヒエフ
(管弦楽)NHK交響楽団
(24分20秒)
2025年1月24日NHKホールで収録

期待に違わずこれはなかなかの好演。管、弦ともに達者で、指揮の指示によく反応しているのが判る。2年ほど前に同じオケで聴いた時には、まったく冴えない演奏だった。誰が指揮をするかによってこうも変わるのだ。

音楽とはまったく関係ない話。先日、ベトナム戦争のドキュメンタリー番組を観た。ベトナムは軍事大国アメリカに勝利する。国土は焦土と化し3百万人以上が犠牲となったがそれでも屈しなかった。英雄ホー・チミンのリーダーシップのなせる業だ。人々は彼を信じ、彼の言葉に気持ちを奮い立たせた。そして、事をなし遂げる。組織はリーダー次第、そのことをあらためて思い知った。

前半のプルチネルラに続いて後半はブラ1。これもまた素晴らしい演奏。番組の解説者が言う「堂々」の表現が的確だろうと思った。今回の2曲、消さずに保存版にしよう。

プルチネルラN響(いずれもサイト内)。N響第2029回定期公演【曲目】組曲「プルチネッラ」(ストラヴィンスキー)交響曲第1番ハ短調(ブラームス)【指揮】トゥガン・ソヒエフ【収録】2025年1月24日NHKホール▽ベストオブクラシック(NHK-FM、2/7 19時半)、映像の世紀バタフライエフェクト「ベトナム 勝利の代償」(NHK総合、1/27 22時)

レニングラード、N響#2028

  • 2025/02/07 19:56
  • カテゴリー:音楽

木工教室への道中、朝慌ててダウンロードしたN響の定期公演を、まず聴くことにした。曲目は、ショスタコーヴィチ作曲、交響曲第7番「レニングラード」と紹介された。え、そういうプログラムなのか。そのまま聴き続けるかどうか迷ったけれど、指揮はソヒエフということだし、ちちんぷいぷいも、たまには、いいか、と第1楽章だけ付き合った。

N響第2028回定期公演
ショスタコーヴィチ作曲
交響曲第7番ハ長調「レニングラード」
(指揮)トゥガン・ソヒエフ
(管弦楽)NHK交響楽団
(1時間20分20秒)
2025年1月18日NHKホールで収録

ちちんぷいぷいの大騒ぎが終わって、再現部にファゴットの長大なソロがある。今回このソロは情感込めて唄っていた。奏者はどなただろう。

初めて聴いたのは、1982年、大学2年の年だった。教養部の美学の講義で、変拍子の効用というような話題があり、この曲も採り上げられた。担当教授の解説がどうも退屈で、この曲ひいてはその作曲家に対する印象がすこぶる悪くなった。

以来ショスタコーヴィチはまったくと言っていいほどに聴かないけれど、唯一、時々聴きたくなる曲がある。ピアノ五重奏曲ト短調作品57。この編成の中では名曲だと思う。

N響(サイト内)。N響第2028回定期公演【曲目】交響曲第7番ハ長調 作品60「レニングラード」(ショスタコーヴィチ)【指揮】トゥガン・ソヒエフ【収録】2025年1月18日NHKホール▽ベストオブクラシック(NHK-FM、2/6 19時半)

売られた花嫁、N響#2026

  • 2024/12/21 07:23
  • カテゴリー:音楽

歌劇「売られた花嫁」には、突進型の序曲が付いている。その後にどんな物語が展開するのだろうか、と期待感を大いに高めてくれる。N響の定期にあったので聞いてみた。

N響第2026回定期公演
スメタナ作曲
「売られた花嫁」から序曲
(指揮)ファビオ・ルイージ
(管弦楽)NHK交響楽団
(6分45秒)
2024年12月5日サントリーホール

やや遅めのテンポで丁寧にやっている。同じオケなら、例えば、イルジー・コウト指揮の演奏を聴いたことがある。それに比べると、今回のルイージは、ちょっともっさりした感は否めない。

そのコウトの指揮では、標準的な速さで一気呵成に進むのだが、弦や管の細かなフレーズが粒になって流れ出て来る。本場チェコの指揮者は、こんな風に振るのか、と感銘を受けたものだ。確か1994年のこと。

N響タルクマンの編曲作品(いずれもサイト内)。Jiří Kout(1937-)、N響第2026回定期公演▽ベストオブクラシック(NHK-FM、12/20 19時半)【曲目】歌劇「売られた花嫁」序曲(スメタナ)、ピアノ協奏曲第3番ニ短調(ラフマニノフ)、組曲「展覧会の絵」(ムソルグスキー/ラヴェル編)【演奏】ファビオ・ルイージ(指揮)ネルソン・ゲルナー(ピアノ)【収録】2024年12月5日サントリーホール

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