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キーワード「マーラー」の検索結果は以下のとおりです。

卵をめぐる祖父の戦争

  • 2022/11/28 06:26
  • カテゴリー:読み物

暗闇の中でふたりの声に耳を傾けていると、風が窓をがたがた揺らし、ストーヴの中で最後の燃えさしが爆ぜた。この世で一番淋しい音はほかの男女が愛を交わす音だ。

薄い壁越しに聞こえて来る声に青年は悩まされる。まんじりともできない。デイヴィッド・ベニオフ著「卵をめぐる祖父の戦争」田口俊樹訳(早川書房、2010年)から(p107)。原題は、City of Thieves

戦争の愚かさを綴る反戦の書。一方で、音楽や、文学、恋について語られる。チェスも登場する、重要な場面で。この本のことは「プリズン・ブック・クラブ」で知った。受刑者たちが感想を述べ合うシーンがあったかどうか覚えていない。次に読む本、と紹介されたような気もする。その読書会はさぞ盛り上がったのではないだろうか。

プリズン・ブック・クラブ(サイト内)。ショパンとマーラー(p94)、エリーゼのために(p254)

落穂拾い、22年10月

ここに載せようと思いながらも時機を逸した題材を整理。ファイルを置いているDropboxには余裕はたっぷりあるけれど、書き掛けを一旦片付けた。

時事)あさま山荘事件50年、経済安全保障推進法案、韓国大統領選、安保戦略改定、自民の安保提言、少子化、日米首脳会談その後、NPT会議で首相は、かっぱ寿司事件、安倍元首相殺害その後、旧統一教会・日経の特集、わが国の外交を語ろう、原子力規制委10年、家裁記録廃棄

音楽)グノーの小交響曲、Wirén Serenade、大貫妙子50年、フランクの五重奏曲、すぐ聴けるクラシック百選、ミュンヒンガーの四季、ベートーベン七重奏曲、モーツアルトのプラハ、道化師の朝の歌、リヒターとニコレ、スティングとジョプリン、K361、ピアノ五重奏曲、ジークフリート・ベーレント、ペルシャの市場で、マーラー交響曲第9番、紺野陽吉の木管三重奏曲

その他)企業と人権、人への投資、おまたうどん、何歳まで生きる、フォントのこと、伊勢神宮スペシャル、Linuxその後 22年夏、30分チケット Times CAR、コンパクト折りたたみ老眼鏡ケース付き、キッチンバサミ

落穂拾い(サイト内)。サッカーW杯カタール大会|充実のブラジルが軸か フランスは連覇へ暗雲―大会展望(11/20)、日本 ドイツに逆転勝利で勝ち点3(11/24)

ダーティホワイトボーイズ

  • 2021/08/17 06:33
  • カテゴリー:読み物

リチャードは話がのみこめなかった。「なにもみえないけど」と彼はいった。「そーぞーりょくってやつをつかえよ」とラマー。

「そーぞーりょく」に傍点が付されている。スティーヴン・ハンター著「ダーティホワイトボーイズ」公手成幸訳(扶桑社ミステリー、1997年)から(p230)。ラマーがスクラップしていた新聞記事(p267)にスワガーの名が出て来る、シリーズ三部作の外伝。

外伝とはなっているけれど、いやいや、これも数えて四部作とした方が良い。次作「ブラック・ライト」を既に読み終え、そう思う。

稀に存在する狂気じみて妙ちくりんな芸術の例として、ルイ=フェルディナン・セリーヌ、サム・ペキンパーとともに、「おぞましいほどの作曲家」マーラーの名が並べられている(p547)。これには笑った。

どこかの時点で(p207)、次の日曜が一番(p237)、そのとき(p299)、きたない白人やろう(p481)

ボブ・リー・スワガー三部作(サイト内)。スワガー・サーガ|Wikipedia

指揮者レバイン氏死去

  • 2021/03/24 06:51
  • カテゴリー:音楽

訃報に触れ、フィラデルフィア管とのマーラーの5番を聴いた。LP時代から親しんだ盤。よく鳴る機能的なオケを率いて、あっさりとスマートに演奏している。

Mahler, Symphony #5 cis
James Levine (cond.)
Philadelphia Orchestra
recorded 1977

この曲、たまに聴きたくなって取り出すのは、ここ十年程はレバイン盤ではなく、専らシップウェイ指揮、RPOの演奏。マーラーが意図した音楽はこうだったのだ、と思わせてくれる。

Mahler, Symphony #5 cis
Frank Shipway (cond.)
Royal Philharmonic Orchestra (RPO)
recorded 1996 at Watford Colosseum

James Levine, Former Met Opera Maestro, Is Dead at 77米MET元指揮者J・レバイン氏死去、セクハラ疑惑で解雇

スカラムーシュ

  • 2021/02/01 06:59
  • カテゴリー:音楽

ラジオ番組の留守録を順次聴いていて、ミヨー作曲の「スカラムーシュ」に行き当たった。バリトン・サキソフォンが達者で軽妙。元は、アルト・サックス(かクラリネット)のソロにオケ伴奏が付いた曲を、バリサク、打楽器、ギター、3人で演奏している。気の利いたアレンジだ。

リサイタル・パッシオ[再]▽鈴木広志(NHK-FM、1/8 9時台)「スカラムーシュ」ミヨー【作曲】、田中庸介【編曲】、バリトンサックス:鈴木広志、ギター:田中庸介、パーカッション:小林武文(10分10秒)~ NHK CR509スタジオで収録

ギター入りの編曲では、マーラーのアダージェットを演ったことがあった。90年代前半のことだったか。交響曲第5番の4楽章、それを、フルート、ビオラ、ファゴット、そしてギターという編成で。そのビオラ弾きの編曲。そう言えば、市販の譜面で、3人で演る「魔弾の射手」序曲があった。クラ、ファゴット、ホルンという無茶な(笑)編成。編曲者は、確か米国のホルン吹きだった。比較的有名な Till Eulenspiegel einmal anders は奏者5人だ。元は大編成の曲を数人だけで演奏する。アレンジャーの腕が良ければそんな楽しみも拡がる。

昔の愛聴盤(サイト内)。Scaramouche, suite pour deux pianos - Wikipedia

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