終わらない戦争
- 2024/05/03 05:45
- カテゴリー:興行・放送
ウクライナ、ガザ、個別の戦争と捉えられるけれど、後世の歴史家は、第三次世界大戦の始まりだったと見ることになるかもしれない
それぐらいの危惧を持って事態に向き合う必要がある。酒井啓子特任教授(千葉大)がそんな話をしていた。特集番組「戦争に揺らぐ世界」第1回「終わらない戦争」にて。
「いま、終わりの見えない戦争が、世界を大きく揺るがしている。なぜ、戦争を終わらせられないのか? 危機の国際秩序は、どこに向かうのか? 戦争に揺らぐ世界について、2回シリーズで考える。」
第1回「 終わらない戦争」(4/23)、第2回「国際秩序のこれから」(4/30)、いずれもNHKラジオ第一で放送された(21:05-21:55)。出演は、田中均(日本総研国際戦略研究所特別顧問)、酒井啓子(千葉大学特任教授)、吉田徹(同志社大学教授)、キャスター鎌倉千秋(NHK放送文化研究所研究員)。
第1回の締めくくりで吉田氏がこんな風に言っていた。ウクライナ侵攻、ガザ侵攻、いずれも国際秩序への挑戦だ。秩序や、規則、ルールは、弱肉強食の状態を避けるためにある。それがないと世界はアナーキーな状態に陥る。資源がなく軍事力の弱い日本のような国にとって極めて致命的な環境を生み出すことになる。
遠い国の戦争、これは決して他人事ではない。