お知らせ

メール送信フォームを設けました。ブログ記事への問い合わせなどにご利用下さい。

 

エントリー

キーワード「沖縄」の検索結果は以下のとおりです。

大工道具物語

いま、私たちの身の回りのものは、高度に管理された工場で、優秀な機械によって、効率よく、正確につくられている。あらゆるものが、あたりまえのように立派にできてしまうので、つくられる過程や、それをつくりだすための工夫や努力が見えにくい。その結果もののありがたさやものづくりの大切さがなおざりにされてはいないだろうか。

画を担当した安田氏が、「はじめに」でそう書いている。竹中大工道具館著、安田泰幸画「水彩画で綴る大工道具物語―竹中大工道具館収蔵品」(朝倉書店、09年)から(p6)。この本は、最寄り図書館(牧志ほしぞら)の書棚にあった。

懐かしいお名前だ。安田氏のことは、氏の著作「ハンドワークノート京阪神版」(プレイガイドジャーナル社、79年)で知った。おれが高校二年のときだ。大事にしていたその本は、いつか失ってしまった。が、不思議な縁で、2013年に別のもう一冊を手にすることになった。譲り受けて手元に置いている、沖縄へ引っ越しする際にほとんどの本は処分したのだが。

天然素材に虫がわく

籐で編んだゴミ箱に虫がわいた。羽がある体長 1.5mm ほどの虫だ。数日前から、数匹、家の中にいるのに気付いていた。網戸をすり抜けて入り込んだのだろうと考えていたのだが、籐に巣くっていたんだな。飛散しないように、ごみ箱ごと、そぉーと袋に入れて、きのう(7/10)燃やすゴミの日に出した。ここ那覇市では、燃えるゴミではなく燃やすゴミと言う。

籐にわくこの虫を見る(認識した)のは初めてだ。いわゆるチャタテムシだろうか。ショウジョウバエの小さいタイプ(双翅目)のようにも見える。その動きからすると、ハエほどに機敏ではなく、セミの仲間(半翅目)のようでもある。セロテープにキャプチャして、しげしげと見るのだが、判別つかない。なにせ手元には虫眼鏡しかなく、頭部などの部位を見分けるにも限界がある。

このあいだ、小麦粉(強力粉)をコナチャタテにやられたばかりだ。こちらは無翅。神戸や東京に住んでいた頃にも、時折、出現したお馴染みのタイプ。より湿度が高い沖縄の梅雨時には、よくよく気を付ける必要がありそうだ。

そういえば、藁で編んだ椅子(IKEA 製)に虫がわいたことがあった。2009年8月のこと。下の写真は、ゴミに出す日の椅子三つ、荒川区のごみ処理券を貼っ付けている。この素材は、麦か、稲、それとも葦だったのだろうか。虫の方は、体長 2mm ほど、コフキコガネをごく小型にしたような甲虫(鞘翅目)だった。ことほど左様に天然素材には虫がわく。

https://ja.wikipedia.org/wiki/チャタテムシ

那覇のバスは4分は遅れてやって来る

最近のバスは、時間どおりに来るようになったのですか。

木工教室で、おれがバスで通っているという話題になった折、先生がそんなことを言った。沖縄のバスは、以前から、かなり遅れるというのが相場らしい。確かに、そういう傾向があったので、バスに乗る際、どのくらい遅れたか少しメモに書き残していた。それを集計してみた。

週に一回、教室へ通うのは、往きに系統17番、復路に系統9番を使うことが多い。その外にも芸大へ行くときなどに使うこともある。たいがいは、230円の那覇市内均一区間。引っ越して来てからの5か月ほどで合計40便ほど乗った。その内7割がた、遅れ時間のメモが残っている。ドアが閉まった時(デジタル表示の分)と定刻の差。

  • サンプル数、27
  • 最大の遅れ、19分(6/14、系統4番)
  • 最小の遅れ、0分(6/1、系統17番)
  • 平均、4.56分
  • 標準偏差、4.13分
  • その差、0.42分(25秒)

以上が集計の概要。平均すると、4分か5分は遅れてやって来ていた。が、えらくばらついている。だいたいのバスは、定刻の25秒過ぎてから来る(-1σ)。とは言うものの、時間どおりにやって来る(出発する)バスもあり、遅くとも定刻にはバス停で待っていなければならない。なにせ、一本逃すと、次は半時間後という路線がざらなので。

慰霊の日に梅雨明け

糸満ハーリーが終わったらいよいよ梅雨明けだね

糸満ハーリーは、旧暦の 5/4 に開催される。今年は、暦では 6/17 がその日だったが、天候不良で一週間延期されて 6/24 になったため、梅雨明けの方が先になった。きのう(6/23)、沖縄の梅雨が明けた模様と発表された。糸満ハーリー云々の話が出たときに、慰霊の日(6/23)に明けるよね、と言う人もいた。調べてみると平年値は 6/23 で、今年、まさにその日に明けた。

梅雨入りした 5/8 から昨日までの降雨量は計 215mm で、同期間の平年値合計 441mm の半分くらいだった。

平成30年の梅雨入りと梅雨明け(速報値)
過去の気象データ検索(沖縄県那覇)

まれびとたちの沖縄

琉球でよく知られるのが、芥隠(?~1495)という京都出身の禅僧である(略)。このときの琉球の王は、尚泰久(1415~1460)の治世である(略)。尚泰久は芥隠に帰依して、多くの寺院を建立し梵鐘を鋳造している。

琉球に仏教を広め定着させようとする日本の禅寺、日本化を模索する琉球王、両者の意向が多くの寺院や梵鐘として形となった。引用は、与那原恵著「まれびとたちの沖縄」(小学館、09年)から(p95)。ベッテルハイムの第3章が目的で借りたが、為朝伝説(第2章)の方が面白かった(為になった)。

先日聴講した文化講座「東アジアの中の琉球金属技術史」によると、当時つくられた梵鐘の数は、1456年に10口(個)、さらに1459年までに23口。大内家が支配した周防や筑前芦屋の鋳物師が作成に関与したとのことだった。

ページ移動

ユーティリティ

« 2025年05月 »

- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

検索

エントリー検索フォーム
キーワード

新着エントリー

過去ログ

Feed