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キーワード「太田裕美」の検索結果は以下のとおりです。

3人のヒットメーカー

  • 2024/11/25 06:42
  • カテゴリー:音楽

11/7(木)の歌謡スクランブルは、「ヒットメーカー・松任谷由実の世界」だった。その翌日は、吉田拓郎。さらに、中島みゆきが続いた。いずれも、主に、他のミュージシャンに提供した楽曲にスポットを当てた特集だった。

3回いずれにも登場する、つまりこの大物3人から曲を提供された歌手はいるだろうか、とプログラムを眺めたが見当たらない。2回の方はいる、研ナオコと薬師丸ひろ子。

研ナオコは、吉田拓郎の回で、「六本木レイン」がかかった。中島みゆきの回では、「かもめはかもめ」と「窓ガラス」の2曲。確か、ユーミンの曲も、今回は採り上げられなかったけれど、歌っていたはず。そうそう「帰愁」だ。

薬師丸ひろ子は、中島みゆきの回で「時代」、そして、ユーミンの回で「Woman "Wの悲劇より"」が紹介された。吉田拓郎の作品を歌っているかどうかは知らない。

その他の方では、太田裕美の「失恋魔術師」が、吉田拓郎の回でかかった。あとの2回には登場しないものの、彼女への提供曲ではユーミンが書いた名曲「青い傘」がある。中島みゆきが提供した曲はあるだろうか。ちょっと色合いが違うように感じる。

今回、この芸風の異なる3人の曲を一人のミュージシャンが唄う、そういうことってあるんだなと再認識した。その一人が研ナオコ。ほかにもあるだろうか。

あ、一人見付けた。大友康平。手元にあるカバー集「J-Standard 70's」に、「いちご白色をもう一度」と「落陽」が入っている。ユーミンと吉田拓郎だ。調べてみると、別のアルバムで中島みゆきの「かもめはかもめ」を唄っている。

かもめの孤独ユーミン(いずれもサイト内)。ヒットメーカー・○○の世界▽歌謡スクランブル(NHK-FM、11/7-9 12:30-14:00)、松任谷由実、吉田拓郎、中島みゆき

川の流れのように

  • 2024/10/24 06:01
  • カテゴリー:音楽

この歌に絡むような、歌と対話をしていくようなストリングスのフレーズ、非常に印象的

「江﨑文武のBorderless Music Dig!」で、美空ひばり「川の流れのように」を採り上げていた。1989年リリースの誰もが知る名曲。

イントロ聞けば何の曲か判り、イントロだけでぐっと来る、つまり伴奏のアレンジも素晴らしい、一つはストリングス(弦楽器)の使い方にある、と説明があった。この曲は竜崎孝路という方が編曲を担当。ほかにキャンディーズ「ハートのエースが出てこない」や、八代亜紀「舟唄」などの編曲も手掛けられたのだとか。

伴奏のストリングスが印象的と言えば、これまた名曲の「木綿のハンカチーフ」もそうだろう。作詞:松本隆、作曲:筒美京平、編曲:筒美京平・萩田光雄。

冒頭、ストリングスで開始。ところが1番が始まると途端に弦は沈黙する。2番になってようやく鳴り始める、オブリガート風に。3番は再び黙る、が、「いいえ、草に寝転ぶあなたが好きだったのよ」のあたりで、また戻って来る。このサビの部分、弦のフレーズが何とも素晴らしい。最後の4番は弦も揃って全奏となる。

全編に渡って鳴り続けない。巧妙な使われ方がしている。女性コーラスもいい。

太田裕美(サイト内)。江﨑文武のBorderless Music Dig!選「美空ひばり」(NHKラジオ第一、10/13 14:05-14:55)

時刻が登場する音楽

  • 2024/09/20 06:03
  • カテゴリー:音楽

太田裕美に「ガラスの腕時計」という、なかなか劇的な曲がある。作詞は松本隆。作曲は筒美京平ではなく萩田光雄。1976年発表のアルバムに収録されている。

この歌詞に「午前2時57分」とある。3時ではなく、2時57分と細かに特定されている。こんな風に、分刻みの時刻を歌った曲は、ほかにあるだろうか、と考えてみたが全く思い当たらない。

5時とか12時というような時間単位の歌詞なら、いくらでもあるだろう。思い付くままに少しリストにしてみよう。

狩人「あずさ2号」(1977年)「8時ちょうどの、あずさ2号で」

麻生よう子「逃避行」(1974年)「あのひとから言われたのよ、午前5時に駅で待てと」

ユーミン「街角のペシミスト」(1981年)「8時のロッカー、袋をかかえ」

大瀧詠一「魔法の瞳」(1984年)「12時しらせる鐘が鳴るよ」

ここまでは割とすんなり出た。後が続かない。10曲くらいはすぐに並ぶだろうと思ったのだが。苦し紛れでクラシック音楽にも目を向けてみた。確かあの曲に時刻が出て来る。

ファリャ「三角帽子」。鳩時計が鳴る場面がある。調べてみると、それは午後9時だ。

時刻が登場する音楽、その内、あれもそう、これもそう、ともっと並べられるかな。

太田裕美の唄十選(サイト内)

松本隆(作詞)作品集

  • 2024/08/27 06:10
  • カテゴリー:音楽

ラジオ深夜便の3時台の枠で放送される「作家で綴る流行歌」。これに毎年のように登場する「松本隆(作詞)作品集」。手元にいくつか録音(mp3)が残っていて、その一番古いのは2005年4月5日放送分。

その2005年の番組で紹介されたのは9曲。お題の通りすべて松本隆作詞。まずは、大ヒット曲、太田裕美「木綿のハンカチーフ」(筒美京平)。( )内は作曲者、以下同じ。

寺尾聰「ルビーの指環」(寺尾聰)や、松田聖子「赤いスイートピー」(呉田軽穂)、森進一「冬のリヴィエラ」(大瀧詠一)、アグネス・チャン「ポケットいっぱいの秘密」(穂口雄右)と、よく知られた曲が続く。

さらに、森山良子「バス通り裏」(財津和夫)、ザ・リリーズ「好きよキャプテン」(森田公一)、はっぴいえんど「夏なんです」(細野晴臣)、そして最後は、大瀧詠一「1969年のドラッグレース」(大瀧詠一)。

大瀧が唄う曲は、アルバム「EACH TIME」(1984年)の「1969年のドラッグレース」が採られた。そのアルバムの全曲いずれも松本隆作詞。大瀧の曲はもちろん松本の詞も冴えている。とりわけ、「ガラス壜の中の船」や、「ペパーミント・ブルー」、「レイクサイドストーリー」。

前作(と言うべき)アルバム「A LONG VACATION」(1981年)でも、二人は作曲作詞で組んだ(一部例外あり)。ただし、詞に限っては、「EACH TIME」の方がだいぶ良いように思う。

敬称略。

# 大瀧詠一しあわせ未満(いずれもサイト内)

しあわせ未満

  • 2024/01/23 05:49
  • カテゴリー:音楽

歌詞に「僕」という男性の一人称が何度か出て来る。それが太田さんの歌にとてもフィットしている。青春真っ只中の僕、という感じがする。

「しあわせ未満」(1977年)がかかった後で、アンカーの方がそんな話をしていた。ラジオ深夜便「太田裕美作品集」(1/16)にて。

この曲の作詞作曲は、松本隆、筒美京平、両氏による。このコンビでの曲は、今回「しあわせ未満」のほかに、「木綿のハンカチーフ」、「雨だれ」、「赤いハイヒール」が採り上げられた。お二人はともに70曲以上の作品を太田さんに提供したのだとか。

「しあわせ未満」の歌詞に「二通り」が、3度、登場する。男、女、人間、各々に2種類あると。男は「ついているやつ、いないやつ」。人間は「陽のあたる人、陰の人」。どちらも判りやすい。そして女、「棘のあるバラ、れんげ草」。こりゃ意味深長だ。

太田裕美の唄十選(サイト内)。にっぽんの歌こころの歌「ジャパニーズ・ポップス~太田裕美作品集」▽ラジオ深夜便【アンカー】松井治伸(NHKラジオ第1、1/16 3時台)

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