松本隆(作詞)作品集
- 2024/08/27 06:10
- カテゴリー:音楽
ラジオ深夜便の3時台の枠で放送される「作家で綴る流行歌」。これに毎年のように登場する「松本隆(作詞)作品集」。手元にいくつか録音(mp3)が残っていて、その一番古いのは2005年4月5日放送分。
その2005年の番組で紹介されたのは9曲。お題の通りすべて松本隆作詞。まずは、大ヒット曲、太田裕美「木綿のハンカチーフ」(筒美京平)。( )内は作曲者、以下同じ。
寺尾聰「ルビーの指環」(寺尾聰)や、松田聖子「赤いスイートピー」(呉田軽穂)、森進一「冬のリヴィエラ」(大瀧詠一)、アグネス・チャン「ポケットいっぱいの秘密」(穂口雄右)と、よく知られた曲が続く。
さらに、森山良子「バス通り裏」(財津和夫)、ザ・リリーズ「好きよキャプテン」(森田公一)、はっぴいえんど「夏なんです」(細野晴臣)、そして最後は、大瀧詠一「1969年のドラッグレース」(大瀧詠一)。
大瀧が唄う曲は、アルバム「EACH TIME」(1984年)の「1969年のドラッグレース」が採られた。そのアルバムの全曲いずれも松本隆作詞。大瀧の曲はもちろん松本の詞も冴えている。とりわけ、「ガラス壜の中の船」や、「ペパーミント・ブルー」、「レイクサイドストーリー」。
前作(と言うべき)アルバム「A LONG VACATION」(1981年)でも、二人は作曲作詞で組んだ(一部例外あり)。ただし、詞に限っては、「EACH TIME」の方がだいぶ良いように思う。
敬称略。