mcwm、E200HA
- 2025/07/03 05:53
- カテゴリー:PC・ツール・サイト
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キーワード「Dropbox」の検索結果は以下のとおりです。
E200HAにArchを、その16
タスクバーのtint2を少し検討したことを思い出した。Linuxを触り始めた頃だ。とっつきにくい感じがしたのだが、確か、system tray(notification area)を表示できた。
あのタイプなら、conky、dzen2、trayer、この3つでやっていることを一つで実現可能かもしれない、類似の良いものはないだろうかと、ArchWikiの「アプリケーション一覧/その他」に並ぶいくつかを検討する内に、polybarに行き当たった。
結果は上々。すっきりpolybarだけで所望の情報を表示できる。
最初から付いている設定例、その名もexample、が、なかなか良くできている。これを下敷きにして手を加えて行った。何(module)をどの順番に並べるかを指定し、各moduleの内容を書く。今現在並べているmoduleは以下、
modules-left = menu-apps systray date cpu memory filesystem wlan dropbox battery yay pulseaudio v_mute v_down v_up
左から順に、メニュー(ランチャー)、system tray、日時、CPU・メモリー・ディスクの占有%、WiFiの信号強度、Dropbox接続状況、電池残量、直近のパッケージ更新日、音量とそれのミュート・下げ・上げのボタン。
各moduleの内容ををどう書くかは、GitHubにあるpolybarの解説で何とか判る(正直判り難い)。検索すればweb上に事例も見付けることもできる。
そうそう、当初、バックグラウンドで実行されず、一つのアプリとして動くという、あまりよろしくない問題があった。これは、設定(~/.config/polybar/config.ini)で次の一行を有効にすれば解消できた。
override-redirect = true
# E200HAにArchを(サイト内)。タスクバー|ArchWiki、polybar|GitHub
Polyabar battery module don't show prefix
Has anyone managed to get the menu module working?
E200HAにArchを、その15
conky、dzen、この2つで、画面最上段の一行(panel、bar)に必要な情報を表示していることを以前書いた(その11)。最近、直近のパッケージ更新日も追加した(その13)。
できれば、もう一つ、表示したい。それは、日本語入力の状態。例えば、英数字の直接入力の時は「jp」、日本語入力に切り替えるとオレンジの地に「あ」の白抜き文字、そういうアイコンがツールバーに出る、あれだ。
別にアイコンじゃなくても、文字情報、日本語onとかoffとか、で良い、と調べて回ったけれど、conky、dzen、この組み合わせで類似の表示を実現している例を見付けることはできなかった。たぶん無理なのだろう。
あのアイコンは、system tray(systray)もしくはnotification areaと呼ばれる領域に表示されている。そうであれば、それを表示するツールをインストールすれば良い。
$ yay -Ss systray
と、リポジトリを検索。それっぽいツールがヒットする内、サイズの小さいtrayerを選ぶことにした。他の候補にはstalonetrayなどある。
dropbox start -i &
LANG=en conky | dzen2 -h 18 -bg gainsboro -fg dimgray &
trayer --edge bottom --align left --widthtype pixel --width 48 --height 24 --tint 0x000000 --transparent true --alpha 0 &
exec monsterwm
のように、.xinitrcに、trayerの一行を加えて、無事に日本語入力(fcitx5-mozc)のアイコンは表示されるようになった。長ったらしいオプションの意味は以下。
--edge bottom --align left、画面の左下隅に
--widthtype pixel --width 48 --height 24、幅48・高さ24ピクセルで
--tint 0x000000 --transparent true --alpha 0 &、背景は黒で、
なお、このtrayerを立ち上げると、日本語入力のアイコンだけでなく、Dropboxのそれも現れた。がしかし数日経つ内に後者は表示されなくなってしまった。
# E200HAにArchを(サイト内)。System tray|ArchWiki
E200HAにArchを、その11
タイル型ウィンドウマネージャー(wm)であるmonsterwmでは、panelという名の空行があらかじめ確保されている。画面最上段に18ピクセルの幅がデフォルト。ここに以下のような情報を表示することにした。一行で、
2025/6/2 月 21:42 - RAM: 48% (903MB), Bat: 86%, Dropbox: running, Vol: 95%
日時や電池残量など、常時、見えると都合が良い。これを果たすために、conkyとdzen2をインストール。X Window用システムモニターのconkyで集めた情報をdzenへパイプで渡し表示させる。起動のコマンドは、.xinitrcの終わり辺りに書き加えた、
dropbox start -i &
conky | dzen2 -h 18 -bg gainsboro -fg dimgray &
exec monsterwm
淡いグレー(gainsboro)を背景に、濃いグレー(dimgray)の文字という、あまりうるさくない配色を選択。幅は18ピクセル。
一方、conkyの設定ファイルconky.confは以下の内容、
conky.config = {
out_to_x = false,
out_to_console = true,
short_units = true,
update_interval = 3
}
conky.text = [[
${time %Y/%-m/%-d %a %H:%M} - \
RAM: $memperc% ($mem), \
Bat: ${battery_percent BATC}%, \
Dropbox: ${if_running dropbox}running${else}not running!${endif}, \
Vol: ${if_pa_sink_muted}muted${else}${pa_sink_volume}%${endif}
]]
表示する項目は、専ら、conkyが用意しているVariables(変数)を利用。日時やメモリーの状況など、変数を調べて書き並べる。
電池残量は、${battery_percent (num)}で%表示。(num)部分にはバッテリーの名前を入れる。当家のE200HAの場合、調べてみると、BAT0でもBAT1でもなく、BATCだった。
${if_running云々で、dropboxの稼働状況を表示。これは動いているかどうかをシンプルに確認するもので、例えば以下のようにすると、もう少し詳しい状況が判る、
${exec dropbox-cli filestatus | awk '/Dropbox/{ $1 = ""; print }'}
最後に音量。${if_pa_sink_muted云々の部分。pulseaudio音源(pa_sink)がミュートになっている場合にはmutedと表示し、そうでないなら音量を%表示する。
この一行でだいぶ快適になった。何より時刻がすぐ判るのが良い。
# E200HAにArchを(サイト内)。Conky、Dzen|ArchWiki、Variables|Conky
dzen|github
Color Names
Standalone Dzen2 Statusbar Using Conky
Using Conky to Generate Lemonbar Statusline
E200HAにArchを、その8
タイル型のウィンドウマネージャー(wm)を試している。まずはmonsterwm。web上で色々見ていると、dwmが本命(の一つ)のように思われる。monsterwmは、その系譜に連なり、さらに軽量化が図られている。dwmが、2000 SLOC(source lines of code)に対し、700未満なのだとか。
インストール。なにせ初学者だ、とにかくガイドにある通りに進める。githubから直接ファイルをダウンロード。AURには登録されていない。
$ git clone https://github.com/c00kiemon5ter/monsterwm.git
$ cd monsterwm
$ cp config.def.h config.h
$ nano config.h
$ make
$ sudo make clean install
設定ファイルconfig.hに少し加筆してコンパイル。デフォルトではdmenuを呼び出して各種アプリケーションを立ち上げることになっている。使うのは、ターミナルのほかには、ブラウザ、ファイラー、エディタぐらいなものだ。それらが、直接、起動できるようにキーバインドに加えた。シャットダウンやリブートも。
自動起動は、.xinitrcで。末尾を、icewmからmonsterwmに書き換えて、再立ち上げ。
exec monsterwm
真っ黒な画面だけで何も表示されない。もしかして不具合か、と思いつつも、ターミナル立ち上げのキーを押すと、ターミナルエミュレータのsakuraが、即、起動。えらく簡単にことが進んだ。
メモリー消費を確認。icewmの時に比べて30MB以上は少ない。
$ free -h
登録したキーでアプリケーションを次々に立ち上げてみる。瞬時に出揃う。気持ちいい。アクティブなパネルを切り替えて、フル画面表示にして、などのキー操作にも、すぐ慣れて快適に使えそうだ。おそらく、icewmからタイル型へ置き換えることになると思う。
dwmなど他にもいくつか試した方が良いだろうか。それと、WiFiやdropboxの接続状況やバッテリー残量などを、ツールバーかどこかに表示したい。方法を検討しよう。
# E200HAにArchを(サイト内)。monsterwm、Monsterwm: 700 lines of pure beast、archbang-winter-2102-x86_64、dwmの場合(タイル型軽量テスクトップ)の設定、The Comprehensive List of X Window Managers for Unix