trayer、E200HA
- 2025/06/19 05:57
- カテゴリー:PC・ツール・サイト
E200HAにArchを、その15
conky、dzen、この2つで、画面最上段の一行(panel、bar)に必要な情報を表示していることを以前書いた(その11)。最近、直近のパッケージ更新日も追加した(その13)。
できれば、もう一つ、表示したい。それは、日本語入力の状態。例えば、英数字の直接入力の時は「jp」、日本語入力に切り替えるとオレンジの地に「あ」の白抜き文字、そういうアイコンがツールバーに出る、あれだ。
別にアイコンじゃなくても、文字情報、日本語onとかoffとか、で良い、と調べて回ったけれど、conky、dzen、この組み合わせで類似の表示を実現している例を見付けることはできなかった。たぶん無理なのだろう。
あのアイコンは、system tray(systray)もしくはnotification areaと呼ばれる領域に表示されている。そうであれば、それを表示するツールをインストールすれば良い。
$ yay -Ss systray
と、リポジトリを検索。それっぽいツールがヒットする内、サイズの小さいtrayerを選ぶことにした。他の候補にはstalonetrayなどある。
dropbox start -i &
LANG=en conky | dzen2 -h 18 -bg gainsboro -fg dimgray &
trayer --edge bottom --align left --widthtype pixel --width 48 --height 24 --tint 0x000000 --transparent true --alpha 0 &
exec monsterwm
のように、.xinitrcに、trayerの一行を加えて、無事に日本語入力(fcitx5-mozc)のアイコンは表示されるようになった。長ったらしいオプションの意味は以下。
--edge bottom --align left、画面の左下隅に
--widthtype pixel --width 48 --height 24、幅48・高さ24ピクセルで
--tint 0x000000 --transparent true --alpha 0 &、背景は黒で、
なお、このtrayerを立ち上げると、日本語入力のアイコンだけでなく、Dropboxのそれも現れた。がしかし数日経つ内に後者は表示されなくなってしまった。
# E200HAにArchを(サイト内)。System tray|ArchWiki