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昭和史裁判

  • 2021/03/08 06:36
  • カテゴリー:読み物

相手をそこに追い込まない形で政治的に、ほんとうのことを言わせるという技術を持つ、政治家や軍人がいて欲しかった。それが明治、大正期にはいた。昭和前期にもいた。けれどもう、このときにはいないのです。

1941(昭和16)年9月5日、近衛文麿首相が天皇へ帝国国策遂行要領の内奏(事前報告)を行う。陪席した、杉山元参謀総長と永野修身軍令部総長、陸海軍の両総長は、「ほんとうのこと」つまり英米戦は無理とは言わない。翌6日、御前会議の場で、その遂行要領が決定され、対英米戦準備を進めることになってしまう。半藤一利、加藤陽子著「昭和史裁判」(文藝春秋、2011年)から(p343)。

# 西園寺公望(1849-1940)、牧野伸顕(1861-1949、内大臣在位1925-35)。帝国国策遂行要領|Wikipedia

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