「アメリカの本音」
- 2022/06/03 06:29
- カテゴリー:興行・放送
アメリカの損得勘定が、台湾でもウクライナでも透けて見える
森本毅郎氏が最後そう締め括った、きのうの「朝刊読み比べ」(6/2)では、朝日新聞と日本経済新聞の記事が紹介された。
米国が、新たな高性能兵器(HIMARS)をウクライナへ提供すると報じられた。「ウクライナが交渉の席で強い立場に立てるように、兵器提供を続けていく」との姿勢だが、米国の本音はどうか。「ロシアが弱体化すれば、アメリカは中国へ集中できる」「欧州各国が危機感を強めて防衛力を強化すれば、その分アメリカはお金を使わないで済む」。
オースティン国防長官は、台湾への武器供与を拡大すると表明した。「抑止力を強めるためだ」。併せて、同盟国である日本などの役割増にも期待を示した。日本が防衛力を「高めれば高めるほど、対中国の戦力を他の国へ向けることができる。アメリカにとって、これまた得だ」。
# 朝刊読み比べ▽森本毅郎・スタンバイ!(TBSラジオ、6/2 6時台)。米、問われるバランス 激化避けつつ侵略に対抗 ウクライナに新兵器提供、米国防長官、台湾へ武器提供拡大 「統合抑止力を重視」