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シェーカーへの旅

たがいに販売用の製品としてシェーカーの家具を作る苦労を打ち明けあう。シェーカーの人々は、基本的には自給用のものとして家具を作った。合理的であることを追求はしたが、完成度に妥協はなかった。それと同じものを、小規模ながら経済活動として作ろうとすると、非常に苦労する。

藤門弘著「シェーカーへの旅~祈りが生んだ生活とデザイン」(住まいの図書館出版局、92年)の第三章、「ティム・リーマンとケン・ハクタ」という見出しのところから引用した(p62)。著者は、この本の著者紹介に「シェーカー家具の研究、復元をテーマとして、制作に従事する」とあり、同業の Timothy D. Rieman 氏を訪ねるのだった。

別の章には、シェーカーの人々が製作した重量5ポンド(約2.5kg)の椅子の話も登場する(p98)。そのように軽量の椅子も、彼らは、完成度に妥協せず作った。つまり、強度的にも問題がないように作られている。よほど仕口の精度が高いはず。本物を、一度、見てみたいものだ。

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