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遙かなる山の呼び声

知らない

と吐き捨てるように言うのは民子の口癖か。オリジナル映画版でも登場していた。テレビドラマ「遙かなる山の呼び声」再編集版(NHK総合、2023年、元は2018・22年)から。

たまたま第一話(9/23)を旅先で観た。リメイクされたことを知らなかったので、そのタイトルが画面に出た時には、てっきり、1980年のあの映画だろうと思った。

このテレビドラマ版では阿部寛と常盤貴子なのだが、お二人にこの役どころは荷が重かったろう。なにせオリジナルは高倉健と倍賞千恵子だ。それに虻田役の筧利夫がいけない。その役はハナ肇のイメージが強過ぎる。お三方にはお気の毒なことだが、やはり、映画版と比較して観てしまう。

第2話以降もすべて観た(9/30、10/7、14)。が、どうもしっくり来ない。民子が男に惚れていくあたりが上手く描けていないのが一番の拙さか。配役だけでなく、脚本や演出にも難ありなのだろう。オリジナルでは語られなかった後半は蛇足だ。

映画十選如意寺、神戸市西区(サイト内)。遙かなる山の呼び声|Wikipedia

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