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北支事変

  • 2019/08/26 06:20
  • カテゴリー:読み物

悪魔は一人では来なかった(略)。二八日早暁には、皇軍の二九軍膺懲戦が開始された。ジャーナリズムは政府の決意を礼讃して怪しまず、民衆は戦争熱に浮かされた。情勢は急転、火は燃え上がって手のつけようもない(略)。悪魔は三人連れであった。

その三人とは誰なのか。明示されていないけれど、引用部分に見るように、軍部(政府)、ジャーナリズム、そして、民衆、三者を指すのだろう。石射猪太郎著「外交官の一生-対中国外交の回想」(太平出版社、72年)の「東亜局長時代-中日事変」から(p245)。二八日とは、1937(昭和12)年7月28日のこと。

# 膺懲(ようちょう、敵や悪者を打ちこらしめること)、悲しみの前には熱狂が(サイト内)

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