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レ・コスミコミケ

  • 2019/10/03 07:02
  • カテゴリー:読み物

頭の上にいつもあいつがおっかぶさっていたものさ、途方もなくでっかい月がな。満月ともなれば-夜でも真昼のような明るさだった(略)、まるで押しつぶされそうな感じだった。

太古の昔、月は脚立で登れるほど近くにあった、と老人が想い出話を語る。壮大なホラ話。イタロ・カルヴィーノ著「レ・コスミコミケ」(ハヤカワepi文庫、04年)から(p9)。第1話の「月の距離」のみ読んだ。おれには合わないようだ、ラジオの番組で紹介されるのを聴いた際には面白そうに思ったのだけれど。

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