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踊る地平線

  • 2019/10/28 06:44
  • カテゴリー:読み物

谷譲次、夢野久作、久生十蘭、と、こう並べてみると、まぎれもなくひとつの系譜がくっきりと浮かび上がってくるようだ。その線上に中井英夫、沼正三、<絵本千夜一夜物語>の寺山修司や<血と薔薇>に書いた平岡正明の小説、さらに小松左京の作品のいくつかなどを重ね合わせることは不可能ではあるまい。

と、五木寛之氏が解説に書いている(p259)。谷譲次著「踊る地平線」(社会思想社現代教養文庫、75年)、ユーラシア大陸を横断する旅行記。往年の流行作家が書いた文章は今のおれには性に合わないようだ。初出は1928-29年。「踊る大捜査線」の名の由来はこの書名にあるとか。

キキ(サイト内)、80年前のアメリカ論

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