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イチローに糸井重里が聞く

オリックスの二軍にいたときのバットと同じカタチのものを、今、使っているということですから。そういう例は、あまりないかもしれません。

このプレーヤは、プロのキャリアを歩み始めた頃に、良い道具に巡り合った。バットとグラブ、そしてシューズもかな。「キャッチボール ICHIRO meets you -イチローに糸井重里が聞く」(ぴあ、04年)から(p42)。

カンナやノミなどの手道具を効果的に使えるかどうかは、「道具半分、腕半分」と師匠が言う。初心者でさえ、ちゃんとした道具を使えば半分には至る。後の半分は自分で精進しなければならない。しかし、精進して何とかなったとしても、それは言わば図面の範囲のこと。図面以前の別の問題がある。厳然として大きな問題だ。

ビブリオバトル、20年1月(サイト内)

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